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痙性斜頸(けいせいしゃけい)とはどんな病気ですか?
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首や肩の筋肉が意思とは関係なく収縮します
首や肩は多数の筋肉が重なりあっており、それぞれが頭部の動きに深く関係しています。痙性斜頸(けいせいしゃけい)は、それらの筋肉が自分の意思に関係なく収縮し、頭、首、肩などが不自然な姿勢を示してしまう病気です。痙性斜頸の症状は下記のように多岐にわたり、多くはこれらのうちのいくつかを合併します。

発症の原因はまだわかっていません
痙性斜頸は、姿勢を維持するプログラムに何らかの変調が生じて起こると考えられていますが、なぜプログラムが変調を来たすのかについてはまだ究明できていません。遺伝、薬物、他の病気などの原因を特定できる場合もありますが、多くは原因不明で発症します。
また、ストレスや運動が症状を悪化させ、横になると症状が軽快するというのが一般的です。痙性斜頸の患者さんは、首や肩に痛みを伴っていることが多いのですが、肩こり体操のような運動も、逆効果になることがありますので注意が必要です。
早期の治療が重要です
痙性斜頸では、ときに自然に治る患者さんもありますが、その多くは若く病歴が短い(発症後1年以内の)患者さんです。一般には徐々に症状が悪化し、ある段階で進行が止まるというケースが多いとされています。
痙性斜頸では、発症後時間が経過するにつれて筋肉や周囲の組織がだんだん固くなり、機能が損なわれていくことがあります。そのような状態になると、治療の効果が得られにくくなりますので、できるだけ早期に適切な治療を受けることが重要です。
男性の就労世代に多くみられます
痙性斜頸は、30歳代から50歳代に発症することが多く、80%以上が50歳以前に発症します。また、海外とは異なり、日本では男性の方が多いといわれています。
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治療方法は?
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痙性斜頸の治療法には、手術療法、飲み薬による治療法、バイオフィードバック療法、MAB(Muscle Afferent Block)療法、特殊な注射薬による治療法があります。
手術療法としては、筋肉の運動を調節している脳の特定の部位を刺激する方法や、首や肩の筋肉を支配している運動神経を切断する方法などが試みられています。
飲み薬としては、筋弛緩薬、抗てんかん薬、抗不安薬などが試みられていますが、効果は十分でないことが多いのが現状です。
バイオフィードバック療法は、筋肉の運動を音に変換する機械や鏡などを使って、首や肩の位置を正常に保つように訓練する方法です。比較的症状が軽い場合や精神的な要因が強い場合に効果があるといわれています。
MAB療法は、麻酔薬と少量のエタノールを筋肉内に注射する方法で、初回の注射では短時間しか効果が持続しませんが、注射を繰り返すことにより、徐々に持続時間が長くなり、10回程度の注射で持続的な効果が得られる場合が多いとされています。
最近では、特殊な薬剤を収縮している首や肩の筋肉に注射し、筋肉を弛緩させることによって、痙性斜頸の症状を抑える治療方法が用いられています。詳しくは、医師にお尋ね下さい。 |
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