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GSK 好調に2003年がスタート 一株当り利益21.8ペンス(CERベース26%増)を達成
グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は4月30日(ロンドン現地時間)、2003年3月31日までの第1四半期の業績を発表しました。事業活動による業績および法定決算の概要は以下の通りです。なお、解説については特に明示されていない限り事業活動による業績をベースとしています。
| 業績概要 | | - | Q1 2003 | Q1 2002 | 増加率 | | £m | £m | CER %** | £% | | 売上高 | 5,222 | 5,110 | 8% | 2% | | 事業活動の業績* | | 営業利益 | 1,807 | 1,615 | 23% | 12% | | 税引き前利益 | 1,774 | 1,593 | 22% | 11% | | 一株当り利益 | 21.8p | 19.0p | 26% | 15% | | 法定決算 | | 営業利益 | 1,702 | 1,440 | 30% | 18% | | 税引き前利益 | 1,669 | 1,430 | 29% | 17% | | 一株当り利益 | 20.5p | 17.1p | 32% | 20% |
2003年第1四半期 ハイライト
●医療用医薬品の売上高は9%増の約45億ポンドと好調なスタートを切った。コンシューマーヘルスケア部門は6%増の7億5600万ポンドであった。
●「オーグメンチン」の後発品の参入にもかかわらず、医療用医薬品の幅広いポートフォリオにより高い伸びを示した。「セレタイド」/「アドベアー」の売上は48%増の5億1400万ポンドで、現在GSKのNo.1製品に成長した。
●コスト節減が奏効し、売上高8%増に対し、営業利益は23%増であった。
●米ドルがポンドに対して安く、第1四半期のポンドベースの業績に著しく影響を与えた。
●R&D dayを12月3日にUKで、12月4日にUSで開催することを決定。
*事業活動の業績には、合併関連項目、統合・再編費用および関連子会社の清算は含まれない。こうした臨時項目を除外することによって、この期間の業績の適正な比較がなされるものと経営陣は考えている。法定決算はこれらの項目を含んでいる。
**実質的な業績を明示するために、グループの慣行として、事業活動の業績は、CER(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと仮定した場合の伸び率を表わす)ベースで示されている。
業績の解説は特別に明示されていない限り、CERおよび事業活動の業績ベースで示されている。
2003年 第1四半期 概況
2003年第1四半期の業績について、CEOのジャン-ピエール・ガーニエは次のように述べています。
「GSKが今年も好調にスタートしたことを大変喜ばしく思っています。強力で広範な製品のポートフォリオにより、しっかりとした財政基盤が引き続き示されています。同時に、効果的な経費節減により収益性も引き続き改善されています。我々は、パイプラインの初期段階にある有望な薬剤の開発を進めることに集中しており、12月のR&D dayにその進捗状況について詳細に説明できるものと期待しています。
また、GSKは当社のHIV/AIDS治療薬の優遇価格(非営利価格)を更に下げることを発表しました。「コンビビル」の価格を一日90セントに下げることは、不可欠な薬剤を途上国の人々にとってより入手しやすくするための我々の取り組みを反映しています。」
幅広い医療用医薬品のポートフォリオによる好調な業績
●医療用医薬品の売上高は9%増の45億ポンドであった
●アメリカでの売上は12%増加し、これはグループの医療用医薬品の53%を占めています。「オーグメンチン」の後発品の参入による抗生物質領域の売上減少を除けば、主要領域において2桁台の成長を収めました。アメリカにおける伸長は、いくつかの製品で卸の在庫調整による恩恵があったことから、実質的な伸長は一桁台後半と見られます。
●ヨーロッパでは、行政改革の前に在庫の減少を行ったことにより10%売上が減少したドイツを含めた数カ国における業績不振の影響を受け、1%増という結果にとどまりました。フランスでの売上は、第1四半期に「オーグメンチン」の後発品の売上が増加したことにより横ばいの状況でした。しかしながら、13%増の中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパ、9%増の南ヨーロッパの好業績がこれらを補いました。
●世界のその他の地域における売上は、9%増でした。これは、メキシコでの取引状況が回復したことにより昨年の第1四半期と比べ33%増加したラテンアメリカの業績改善が貢献したものです。また、日本で9%増、カナダでは12%増と好調な業績を収めています。
業績を牽引した主力製品
●「セレタイド」/「アドベアー」は非常に順調に推移しており、第1四半期の売上は5億1400万ポンドで、現在GSKのNo.1製品です。アメリカでは、71%増の2億9200万ポンドでした。「セレタイド」は、ヨーロッパでも17%増、世界のその他の地域でも52%増と堅調です。「セレタイド」/「アドベアー」は、その優れた有効性により引き続き売上を牽引しています。「セレタイド」/「アドベアー」および「フリキソタイド」/「フローベント」(日本での製品名:「フルタイド」)および「セレベント」の売上をあわせると22%増となりました。
「セレタイド」/「アドベアー」はヨーロッパにおいて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬として承認申請に向けて取り組んでおり、間もなく正式な承認を取得できるものと期待しています。アメリカにおいては、この第1四半期に開かれたFDAとの会議を受けて、GSKは、2、3週間以内に追加データを提出します。更に、GSKは今年半ばあたりに米国において「アドベアー」の小児適用について承認申請を行う予定です。
●GSKのうつ・不安障害のリーディングプロダクトである「セロキサ-ト」/「パキシル」は、中枢神経系領域の売上を牽引しており、全世界で20%増の4億9000万ポンド、アメリカにおいては卸の在庫調整も手伝って25%増加しました。「パキシルCR」への切替えは功を奏し、アメリカにおける「パキシル」の新規処方箋の35%を占めています。世界のその他の地域における同剤の売上は、引き続き日本での好業績が牽引し23%増加しました。
●GSKの経口糖尿病治療薬である「アバンディア」と「アバンダメット」の全世界の売上は、28%増の2億2600万ポンドと堅調に推移しました。
アメリカでは「アバンダメット」の上市により経口糖尿病市場におけるGSKのシェアが約10%に増加しました。第1四半期には「アバンディア」とインスリンとの併用療法が承認され、現在、「アバンディア」はアメリカ市場においてあらゆる適応を有しています。
●抗HIV薬領域の売上は堅調で、13%増の3億7500万ポンドでした。GSKの3剤配合抗HIV薬「トリジビル」の売上高は43%増の9400万ポンドでした。
●「オーグメンチン」の売上は42%減の2億1800万ポンドでした。アメリカにおける売上は、昨年7月からの後発品の参入により64%減となりましたが、この売上減少は「オーグメンチンES」および「オーグメンチンXR」の好調な売上推移により緩和されました。現在、両剤はGSKの「オーグメンチン」および後発品の処方箋枚数の30%以上を占めています。
●GSKはこの第1四半期に最も急成長している数製品に対するポジティブなニュースを受け取りました。「ラミクタール」(売上は37%増の1億3000万ポンド)が双極性障害の治療薬としてFDAより承認可能通知書を受け取り、数カ月以内に承認を取得できる見込みです。また、「バルトレックス」(売上は23%増の1億1000万ポンド)が、HIV感染者における再発性の性器ヘルペスの抑制の適応症で、「コレッグ」(売上は57%増の8400万ポンド)が、心機能障害を有する患者の心臓発作時の死亡リスクを減少することでFDAより承認を取得しました。
●「ウエルブトリン」(売上が30%増の2億1600万ポンド)や「ゾフラン」(売上が24%増の1億8200万ポンド)を含む他の主力製品も順調に推移し売上に貢献しました。
新製品の成長の機会
●「レビトラ」(バルデナフィル)が勃起不全の治療薬として欧州で承認を取得したことにともない、第1四半期後半にイギリスおよびドイツを含む主要な市場でGSKとバイエル社のコ・プロモーションにより発売されました。GSKは今年後半のアメリカでの発売に向けてFDAに対し働きかけを行っていきます。
●前立腺肥大症治療薬であるDHT阻害薬「アボダート」(デュタステリド)が第1四半期にアメリカおよびヨーロッパ諸国で発売されました。アメリカにおいて「アボダート」は、5-アルファー還元酵素阻害剤の新規処方箋の11%を占めています。前立腺癌のリスク減少のために「アボダート」を投与するマルチナショナル フェーズ3試験 REDUCE のための最初の患者が3月に登録されました。
●アメリカにおいて、最初の5種混合ワクチン「ペディアリックス」を2003年1月に発売しました。
●「ウエルブトリンXL」は、2003年後半のアメリカでの発売に向けて期待どおりに進行しています。「ウエルブトリンXL」は、他の抗うつ剤に共通の副作用である性機能障害と体重増加の発生率が低い一日一回服用の最初で唯一の抗うつ剤で、他剤と差別化されたプロファイルを有することから、売上を牽引する製品として期待しています。
●この第1四半期に、COPD治療用の「アリフロ」およびHIV治療用の新規プロテアーゼ阻害薬"908"の承認申請をFDAに提出しました。
コンシューマーヘルスケア部門は業績好転
コンシューマーヘルスケア部門の売上は、グループ製品の好調な需要や複数の皮膚疾患用剤の取得により、6%増の7億5600万ポンドを計上しました。売上は、北アメリカでは6%増、ヨーロッパでは3%増、世界のその他の地域では10%増でした。
オーラルケア製品は2%増の2億5200万ポンドでした。「アクアフレッシュ」が5%減少したものの「マクリーンズ」、「センソダイン」(日本での販売名:シュミテクト)、「ポリデント」、「ポリグリップ」が健闘しました。
栄養補助製品は、「ルコゼイド」が7%増と堅調な売上を示したことにより2%増の1億3500万ポンドでした。
一般用医薬品の売上は10%増の3億6900万ポンドでした。
経費節減 ―良好に進捗―
営業利益および一株当り利益
事業活動の業績による営業利益の伸びは、23%増の18億700万ポンドで、売上の伸びの8%を上回っており、営業利益率は2002年第1四半期の31.6%に比べ3%好転して34.6%となりました。これは、主として売上原価が4%節減されたことによるものです。また売上高が8%増えたことにともない販売費および一般管理費も5%増加しました。
売上原価は売上の1.5%削減されましたが、これは合併・統合によるコストや生産部門再編等によるコストの節減、前年同時期より良好な製品構成だったことによるものです。また、販売費および一般管理費は売上の0.9%削減されました。これは、合併遂行やoperational excellence cost saving programmeによる経費節減によるものです。
2002年の第1四半期の営業外費用は500万ポンドでしたが、2003年度第1四半期は2000万ポンドでした。これは、GSK所有のアフィメトリクス(Affymetrix)の売上による利益を含みます。この利益は法的項目による追加の引当金を上回るものでした。
一株当り利益は21.8ペンスで、CERベースで26%増、英ポンドベースで15%増でした。一株当り利益に対する為替相場のマイナス影響は11%で、昨年と比較して大幅なドル安であったことが反映されています。
合併・生産部門の再編コストを考慮に入れた場合(法定決算)、売上高が52億2200万ポンドの売上に対して、営業利益は17億200万ポンドでした。その他経費、税および製品導出の費用を加味した場合の一株当り利益は、2002年度第1四半期の17.1ペンスに比べ20.5ペンスであり、合併・生産部門の再編コストは、2002年度1四半期に比べ低く、これらのプログラムの完了を反映しています。為替相場のマイナス影響を受け、英ポンドベースでは一株当り利益が20%増で、これは、事業活動の業績におけるCERベースでの一株当り利益の伸びを下回りました。
合併および再編
合併および生産部門の再編に関連して、2003年第1四半期に9900万ポンドの費用が発生しましたが、前年同期には1億6500万ポンド発生しています。
GSKの合併および生産部門の再編計画は順調に進捗しており、今年の年末までの合併および生産部門の再編によるコスト削減総額18億ポンドに向けて順調に推移しています。これには、ブロックドラッグ社統合分は含まれていません。
通貨
2003年第1四半期の業績は、平均為替レート1ポンド=1.60ドルおよび1ポンド=1.49ユーロをベースにしています。2002年度第1四半期は平均為替レート1ポンド=1.43ドルおよび1ポンド=1.64ユーロでした。第1四半期末の為替レートは、1ポンド=1.58ドルおよび1ポンド=1.45ユーロでした。2003年3月31日時点の為替レートが維持された場合、一株当り利益に対する通貨のマイナス影響は、通年で約3〜4%となります。
配当
抗HIV薬領域は、全ての地域で堅調で、売上は13%増の15億ポン取締役会は、第1四半期の配当を一株当り9ペンスと発表しました。2002年第1四半期も9ペンスでした。配当金は、ADR保有者には、1ポンド=1.58364ドルで換算し、1ADRにつき28.506 セントが支払われます。配当金は、2003年度5月7日を配当落ち期日とし、2003年5月9日における登録株主およびADR保有者に2003年7月3日に支払われます。
2003年度の利益について
GSKは、事業活動の業績による一株当り利益を、2003年は、一桁台後半の伸長を見込んでいます(CERベース)。ここで言及している業績推移は、アメリカで「パキシル」の後発品参入がないものとの推定に基づいています。後発品の上市が差し迫った際には、この業績推移は見直されます。
自社株買い付けプログラム
2002年10月にGSKは、40億ポンドを投資して市場にある自社株を購入する新しい計画を発表しました。2002年には2億1900万ポンドが、2003年第1四半期には2億6200万ポンドが新たな買いつけプログラムに投資されました。買い付けの正確な金額および時期については、今後、市場状況やその他要因を考慮しながら決定します。
GSKの薬剤アクセス改善に向けての継続した取り組み
同四半期中GSKは、「Corporate and Social Responsibility Report 2002 - The Impact of Medicines(医薬品が及ぼすインパクト)」 と題する企業の社会的責任に関する報告書を発行しました。これは、世界各国の社会ニーズを満たすことを目指したGSKの多様で広範囲に及ぶ貢献を確認するものであります。報告書の主なハイライトは、以下の通りです。
●グローバルのコミュニティー活動、薬剤の寄付および寄付金にどの英国企業をも上回る2億3900万ポンドを投資。
●リンパ系フィラリア症(象皮病)の撲滅を目指したGSKの10億ドルの取り組みの一環として、2002年に予防薬であるアルベンダゾール6,600万錠を31カ国に寄付。
●GSKのHIV/AIDS治療薬である「コンビビル」を、2001年の220万錠に対して600万錠近くを優遇価格で途上国へ出荷。これまで、HIV/AIDS治療薬を優遇価格で55カ国に提供すべく131件の薬剤提供を手配し、その49件は、2002年に実施。
なお、2003年4月28日にGSKは、これまで世界の最貧国に優遇価格で提供していたHIV/AIDS治療薬をさらに最大47%引き下げたことを発表しました。この結果、世界保健機関(WHO)が推奨しているHIV/AIDS治療薬の中心となっている「コンビビル」の優遇価格は、1日90セントとなります。
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上を企業使命としています。企業情報については、グラクソ・スミスクラインのホームページをご参照下さい(www.gsk.com)。
*本資料は4月30日に本国で発表された英文報道資料をグラクソ・スミスクライン株式会社にて翻訳したものです。
*尚、2003年第1四半期の平均為替レートは、1ポンド=\191.00、2002年度第1四半期は、1ポンド=\189.00、2002年通年では、1ポンド=\188.00です。 |