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プレスリリース

サルメテロール/フルチカゾンの併用がCOPD患者の生活の質を改善
〜 新しい併用療法がCOPDの生存率を向上させる可能性を示す 〜

2003-09-30

  2003年9月28日、ウィーンで開催された第13回ヨーロッパ呼吸器学会(ERS)において、キシナホ酸サルメテロールとプロピオン酸フルチカゾンの配合剤(セレタイド™)が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の生活の質(QOL)を大幅に改善するとのデータが発表されました。COPD患者のQOLは、肺機能の低下、症状の悪化および生命にかかわる増悪(ぞうあく)により、著しく低下します。

ERSで新たに示された試験は、COPD患者を対象にセレタイド™の安全性・有効性を検討した24週間の無作為化二重盲検並行群間比較試験であり、セレタイド™とプラセボ、およびセレタイド™の配合成分の各単剤(キシナホ酸サルメテロールまたはプロピオン酸フルチカゾン)を比較した二つの試験です。患者のQOLは、CRQ(Chronic Respiratory Disease Questionnaire)という調査票を用いて評価されました。試験結果は、セレタイド™がCOPDに関連したQOLで臨床的に有意義な改善を達成したことを示しています。

「GOLDのガイドライン改訂版に報告されているように、現在重症のCOPD患者には長時間作動型β2刺激薬と吸入ステロイド薬(ICS: inhaled corticosteroid)の併用療法が推奨されます。治療には、病気のコントロールが得られるように、患者の生活の質の向上が最優先されます」と、GOLDのエグゼクティブ・コミッティーの代表であるLeonardo Fabbri教授(Section of Respiratory Disease & Radiology, University of Modena & Reggio Emilia, in Italy)は述べています。

増悪は、入院の有無に関わらず、COPDのあらゆる段階で「症状の悪化」として定義されます。急性増悪により入院した患者の80%がその健康状態は「死よりも悲惨」な状態に等しいと報告されており、COPD患者のQOLは著しく低下しています。さらに、頻繁に増悪をおこしている入院患者は、そうではない患者よりQOLスコアが大幅に悪化しており、33%は、6ヶ月以内に死に至るとの報告があります。セレタイド™は、増悪の回数や重症化を軽減し、経口ステロイド薬の投与を要するような増悪を42%減少させたとの試験結果が示されています。

COPDの死亡率の原因として、増悪の関与がもっとも大きいとされていますが、本学会で発表された新しい臨床研究データにおいて、キシナホ酸サルメテロールとICSとの併用は、COPDに関連する全ての死亡率の減少に相関することが示されています。この結果はまた、長時間作動型β2刺激薬(LABA)とICSとを併用投与されている中等症から重症のCOPD患者では、増悪が減少していることを示したレトロスペクティブ研究により裏付けられています。この研究者らは、セレタイド™の急性増悪と死亡率への影響を調べるため、さらにプロスペクティブな研究の必要性を呼びかけており、この結論には、今月のEuropean Respiratory Journal誌に発表された国際的なCOPDの専門家による会議においても賛同が得られています。

Rod Taylor医師(Department of Public Health, University Of Birmingham in the United Kingdom)は、次のように述べています。「これらの研究結果は、医療政策立案者や医師らにセレタイド™による効果や可能性を提供するものであり、大変価値のあるものです。また、他の臨床的なエンドポイントで示される有用性以外にも、複数のレトロスペクティブ試験でCOPD患者の死亡率低下と関連が示されているような治療の選択肢があるということは画期的なことです。今後、これらの結果がTORCHのようなプロスペクティブ試験でも確認されることが期待されています」。

現在COPDは、重大な公衆衛生上の課題となっており、世界保健機構(WHO)は、全世界で6億人がCOPDに苦しんでいると推定しています。ヨーロッパにおいてCOPDは、主な死因の第5位を占めていますが、未だ診断されていない多くの潜在患者が存在するといわれています。さらに、COPDは全世界でも罹患率が急増し、主な死因の1つとなっているため、2020年までには、死亡の主要原因の第3位、身体障害の主要原因の第5位になるだろうと推測されています。

COPDは、気道の炎症、気流の制限、気道粘膜線毛の異常、および気道の構造変化,など多くの病態からなるマルチコンポーネント(複合的要素が関係する)疾患であり、セレタイド™は、これらの病態を根本的に治療するのに役立つものです。もし、COPDの治療が施されなければ、これらの病態が、症状、増悪および肺機能に複雑な変化をもたらすため、健康状態に多大な影響を及ぼし、時には死に至る場合もあります。

グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上を企業使命としています。


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