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グラクソ・スミスクラインの抗うつ薬「パキシル」、 うつ病に伴う睡眠障害や、不安障害による身体的・心理的な障害を大きく改善 |
2003-10-03 |
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先日9月23日にプラハで開催された第16回欧州神経精神薬理学会(Congress of the European College of Neuropsychopharmacology [ECNP])において、グラクソ・スミスクライン(本社:英国)の抗うつ剤「パキシル」(一般名:塩酸パロキセチン水和物)が、うつ病に伴う睡眠障害や、通常の社会生活を抑制する身体的および心理的障害といった、不安障害による機能障害の治療に対して、有用であると報告されました。
この発表は、各種の不安障害に伴う機能障害に関するプラセボ(偽薬)との21の比較試験と、うつ病に伴う睡眠障害に関する12の比較試験の結果に基づくものです。
うつ病に伴う睡眠障害に関する試験では、「パキシル」を使用した30%以上の患者において、睡眠障害の症状が顕著に改善され、QOLの向上に大きく作用しました。
不安障害に伴う機能障害に関する試験では、16の短期試験と5つの長期試験を実施し、「パキシル」の効果について検証しました。発表データによると、パニック障害、社会不安障害(SAD)、全般性不安障害(GAD)、外傷後ストレス障害(PTSD)、月経前不快気分障害(PMDD)の症例に対し「パキシル」を使用した結果、上記の種類の不安障害においてプラセボ(偽薬)と比較して、有意に機能障害を改善しました。
全世界において現在、1億2000万人以上の人がうつ病の症状に苦しんでいるといわれており、またそれらの80%以上において、睡眠障害の症状が見られると報告されています。睡眠障害は、うつ病における最も典型的な症状の1つであり、それ自体で著しく日常生活を妨げる要因となります。その症状として不眠や、一度眠ってもすぐに目覚めてしまう早朝覚醒型不眠、また睡眠不足による頭痛などの身体的苦痛などがあげられます。
うつ病のように気分が落ち込んだりする以外にも、“不安な状態”が継続する病気があり、一般的に“不安”が症状の中心となるこのような病気を「不安障害」と言います。この不安障害は「不安神経症」と呼ばれることもありますが、パニック障害、社会不安障害、全般性不安障害、外傷後ストレス障害などいろいろなタイプがあります。多くの場合、気分障害および不安障害の症状によって、日常生活に大きく支障をきたすことが報告されており、具体的な身体症状が現れたり、例えば、月経前不快気分障害(PMDD)の患者さんが経験するような、社会生活における重大な心理的障害などが見られ、それらの症状は患者さんのQOLに大きく影響します。
気分障害や不安障害は、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れることによって起こると考えられています。最初の治療は、まず薬剤によってそのバランスの乱れを調整し、その症状をできるだけコントロールすることです。治療において「パキシル」のようなSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)というタイプの薬剤が治療薬として使われています。
「パキシル」は1991年に英国で発売されて以来、うつ病の治療としては世界100カ国以上で使用されており、全世界で1億3000万人ものうつ病/不安障害の患者に対して使用された実績があります。
日本においては、うつ病とパニック障害の治療薬として2000年11月より発売しています。「パキシル」は日本において発売から12ヶ月足らずで抗うつ剤市場での首位を獲得しており、今や多くの医師の間で、パキシルは新しい効果的な抗うつ剤の代名詞として高く認識されています。パキシルの2002年の日本での売上げは約230億円(薬価ベース)であり、GSK製品の中で最も急成長している薬剤の一つであり、日本でのGSKの製品の中で一番の売上を誇るものです。
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上を企業使命としています。 |
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