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プレスリリース

グラクソ・スミスクライン 2003年第3四半期 業績発表
第3四半期も好調に推移
一株当たり利益24%増(CERベース21%増)を達成

2003-10-23

  グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は10月22日(ロンドン現地時間)、2003年9月30日までの第3四半期の業績を発表しました。事業活動による業績および法定決算の概要は以下の通りです。なお、解説については特に明示されていない限り事業活動による業績をベースとしています。


業績概要
-第3四半期増加率(対前年)1-9月増加率(対前年)
£mCER %£%£mCER %£%
売上高5,4669916,06373
事業活動の業績*
営業利益1,75213135,450149
税引き前利益1,69320225,4361813
一株当り利益20.7p212466.4p2015
法定決算
営業利益1,71935355,2222620
税引き前利益1,66047505,2113125
一株当り利益20.2p485163.5p3226


*事業活動の業績には、合併関連項目、統合・再編費用および関連子会社の清算は含まれない。こうした項目を除外することによって、この期間の業績が適正に比較されるものと経営陣は考えている。法定決算はこれらの項目を含んでいる。

実質的な業績を明示するために、グループの慣行として、事業活動の業績は、CER(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと仮定した場合の伸び率を表わす)ベースで示されている。
業績の解説は特別に明示されていない限り、CERおよび事業活動の業績ベースで示されている。

2003年第3四半期 ハイライト

●第3四半期の医療用医薬品の売上高は、14%増の米国での好調な売上が牽引し、10%増の46億ポンドであった

●GSKは、米国において2つの主力製品を成功裏に発売
-勃起不全治療薬「レビトラ」は発売6週間で新規処方の12%以上のシェアを獲得
-抗うつ剤「ウエルブトリン XL」は、発売5週間で「ウエルブトリン」の新規処方の19%を占めた

●世界をリードする喘息治療薬「セレタイド」/「アドベアー」は非常に好調な売上を維持しており、第3四半期の売上は40%増の5億5200万ポンドであった

●米国における「パキシル」の後発品の参入が9月8日に始まったが、第3四半期の売上への影響は少なかった。しかしながら、第4四半期の売上に対する影響が予測される

●第3四半期は18億ポンドのフリーキャッシュフローを達成し、GSKの強固な財務状況が明確に示された

2003年 第3四半期 概況

2003年第3四半期の業績について、CEOのジャン-ピエール・ガーニエは次のように述べています。
「この第3四半期は大変素晴らしい業績を収めました。もちろん、パキシルの後発品の参入は今後の売上に影響を及ぼすことが予測されますが、主力製品である「セレタイド」/「アドベアー」、「アバンディア」の好調な業績、また米国における「ウエルブトリン XL」と「レビトラ」の成功裏な発売は堅調な業績を明確に示しています。我々は、12月に開催するR&D Dayで、GSKの有望な開発パイプラインの最新の進捗状況を発表できることを楽しみにしています。」

医療用医薬品は引き続き好調な業績で推移

米国での売上は14%増の25億ポンドであった。新製品の期首在庫や他の取引要因を除外しても、実質的伸長は、1桁台後半となりました。

ヨーロッパでの第3四半期の売上は3%増の12億ポンドでした。主要な市場においては、引き続き、医療制度改革の影響を受けました。

世界のその他の地域における第3四半期の売上は9%増の9億ポンドでした。これは、日本での11%増という好調な業績と25%増のメキシコでの取引状況の回復が続いたことが貢献したものです。

幅広い製品ポートフォリオによる好調な業績

医療用医薬品の売上は、急成長を遂げている幅広いポートフォリオと高付加価値製品により引き続き堅調に推移しています。

●GSKのNo.1製品である「セレタイド」/「アドベアー」は素晴らしい成長が続いており、この第3四半期の売上は40%増の5億5200万ポンドで1-9月の売上は39%増の16億ポンドでした。米国での第3四半期の売上は57%増で、初めて3億ポンドの売上を達成しています。ヨーロッパにおいても、「セレタイド」の市場シェアの拡大により、15%増の1億8000万ポンドを達成しました。
呼吸器領域においては、「フリキソタイド」/「フローベント」(日本での製品名:「フルタイド」)の売上は8%減の1億6600万ポンド、「セレベント」の売上は15%減の1億100万ポンドで、「セレタイド」の成功による影響が続いています。3製品を合わせると第3四半期に18%増の伸長を示しました。

●GSKの経口糖尿病治療薬である「アバンディア」と「アバンダメット」の全世界の売上は大変好調です。米国における「アバンディア」と「アバンダメット」の売上高は60%増の1億9700万ポンドと報告されていますが、これは前年同期に受けた卸在庫の変動による影響を考慮すると、実質的伸長率は推定21%増でした。
世界のその他の地域における「アバンディア」の第3四半期の売上は66%増でした。また、ヨーロッパにおける売上は78%増で、第4四半期にもヨーロッパでの承認が期待される「アバンダメット」により更なる伸長が期待されます。

●うつ・不安障害の治療薬「セロキサ-ト」/「パキシル」の第3四半期の売上は、10%増の5億4200万ポンドでした。米国においては12%増の3億7000万ポンドでした(「パキシル CR」の1億1000万ポンドと「パキシル IR」の2億2500万ポンドおよびPar/Pentech社との供給契約関連の3500万ポンドを含む)。
9月8日に米国における「パキシル」の後発品の参入が始まりました。第3四半期の売上に及ぼした影響は少なかったものの、最新のデータ(10月10日時点)によると後発品は、米国における「パキシル IR」の処方の72%をも占めています。その一方で、「パキシル CR」は、後発品参入以降も米国における抗うつ剤市場において全体の処方箋におけるシェアを維持しており、更に、FDAより社会不安障害の適応で承認を取得したばかりです。

世界のその他の地域における同剤の売上は26%増と好調で、これは引き続き日本における50%増という素晴らしい好業績が貢献しているものです。

第3四半期の「ウエルブトリン」の売上は22%増の2億8000万ポンドでした。新しい剤形である「ウエルブトリン XL」は急激に伸長しており、発売5週間で「ウエルブトリン」の処方箋の19%を占めています。
「ウエルブトリンXL」は、唯一の一日一回投与の抗うつ剤で、性機能障害と体重増加の発現率が低いという、魅力的かつ差別化された製品プロファイルを有していることから、更なる売上の伸びが期待できます。

●勃起不全に有効な新規治療薬「レビトラ」はこの第3四半期に米国で発売されました。「レビトラ」は好調なスタートを切り、発売6週間で既に新規処方の12%以上を占めています。10月中に、GSKとバイエルは、「PROVEN」スタディと呼ばれるバイアグラで十分な効果が得られなかった男性を対象とした試験で、プラセボ群に比べ3倍近い確率で性交渉完了まで勃起を維持できたという重要な新しいデータを発表しました。
「レビトラ」はヨーロッパにおいても順調に推移しており、地域を越えてマーケットシェアを獲得しています。

他の主要製品も堅調に推移:

●てんかん治療薬「ラミクタール」は36%増の1億4500万ポンドでした。米国においては、第2四半期に双極性障害の適応追加をFDAより取得したことにより44%伸長しました。

●ヘルペス治療薬「バルトレックス」は26%増の1億2800万ポンドでした。米国における売上は30%増の8100万ポンドでした。また、8月29日に性器ヘルペスの感染リスクの抑制の適応追加をFDAより取得しました。

●α/β遮断薬である心不全治療薬「コレッグ」の第3四半期の実質的売上は推定28%増でした。卸の在庫調整の影響を受けたことにより売上は8%増の9700万ポンドでした。全般的に見れば、最近公表された臨床試験「COMET」のデータが功を奏し堅調な売上が続いています。公表されたデータの内容は、「コレッグ」とメトプロロールの比較で心不全の患者さんの生存率に非常に有意義な統計的な違いが示されたというものです。

他の製品:

●GSKの抗HIV薬領域の売上は4%増の3億7500万ポンドで、米国の売上は、当四半期における卸の在庫調整によるマイナス影響を受けました。「トリジビル」は引き続き堅調で全世界の売上は19%増の9200万ポンドでした。

Lexiva」(“908”の製品名)は、10月20日にFDAより承認されました。また今月の初旬には、「エピビル」+「ザイアジェン」の新しいHIV治療用配合剤の承認申請を行い、これは米国市場初の一日一回一錠服用の配合剤となります。

●「オーグメンチン」は、後発品の競合が続き12%減の1億7700万ポンドでした。抗生物質製剤全体の売上は5%減で4億2000万ポンドでした。

●制吐剤「ゾフラン」の売上は、19%増の1億9900万ポンドでした。

ワクチンの売上は8%減の2億8400万ポンドで、堅調だった前年同期の売上に一部影響を受けました。GSKの小児用ワクチンである「インファンリックス/ペディアリックス」は好調で、全世界の売上は、21%増の8300万ポンドでした(米国における売上は71%増の3100万ポンド)。

●当四半期GSKは、頻尿・尿失禁治療薬「Vesicare」の米国におけるコ・プロモーション契約を山之内製薬株式会社と締結しました。同治療薬は、10月20日に米国FDAより承認見込み通知書を受領しました。

コンシューマーへルスケア部門の売上、4%増の8億3200万ポンド

コンシューマーへルスケア部門の売上は、ヨーロッパで5%増、世界その他の地域でも5%増、北アメリカでは1%増でした。

一般用医薬品(OTC)の売上は、昨年と同程度で3億8000万ポンドでした。禁煙補助剤および消化器用剤は、それぞれ10%および8%減少しました。これは主に米国におけるプライベートブランド商品との競合によるものです。今年の始めに取得した皮膚科用剤の売上により、これらの売上の減少分が補われました。

オーラルケア製品の売上は、米国における「アクアフレッシュ・エキストリーム・クリーン」の発売により増加し、5%増の2億7800万ポンドでした。

栄養補助製品は、「ルコゼイド」が売上22%増と牽引し、11%増の1億7400万ポンドでした。

財務概況


営業利益および一株当り利益
事業活動の業績による営業利益の伸びは、13%増の17億5200万ポンドで、売上の伸びの9%を上回っています。営業利益率は、2002年第3四半期の31.0%と比べ 1.1%好転して32.1%となりました。これは、主として販売費および一般管理費の増加に影響されたものの、売上原価に改善が見られたことによるものです。売上原価は、売上の1.3%削減されましたが、これは合併・統合によるコストや生産部門再編および良好な製品構成によるコスト節減の結果です。また、販売費および一般管理費は、12%増加しました。これは新製品発売のための販売費の増加、資産評価引き下げおよびGSKグループに対する法的要求のための引き当て金によるものです。

その他の営業損益を含む当四半期のオペレーションプロフィットは20%増で、営業利益の13%増を上回りました。これは、営業外支出が対前年同期よりも減少したことによるものです。

一株当り利益は20.7ペンスで、CERベースで21%増、英ポンドベースで24%増でした。米ドル安の為替相場のマイナス影響は、強いユーロに相殺されました。

合併および生産部門の再編コストを考慮に入れた場合(法定決算)、売上高54億6600万ポンドに対して、営業利益は17億1900万ポンドでした。その他の経費、税および製品導出の費用を加味した場合の一株当り利益は、2002年第3四半期が13.4ペンスであったのに比べ、20.2ペンスでした。合併および生産部門の再編コストは、2002年第3四半期に比べ低く、これら再編プログラムが完了に向けて動いていることを反映しています。英ポンドベースでは一株当り利益が51%増で、事業活動の業績におけるCERベースでの一株当り利益の伸びを上回りました。これは、合併および再編コストが低かったことと、若干の為替利益によるものです。

通貨
2003年第3四半期の業績は、平均為替レート1ポンド=1.61ドルおよび1ポンド=1.43ユーロをベースにしています。2002年第3四半期の平均為替レートは1ポンド=1.54ドルおよび1ポンド=1.58ユーロでした。9月30日付の為替レートは、1ポンド=1.66ドルおよび1ポンド=1.43ユーロでした。これらの為替レートが維持された場合、2003年の一株当たり利益は通貨の影響で4-5%の減少が予想されます。

配当
取締役会は、第3四半期の配当を一株当り9ペンスと発表しました。2002年第3四半期も9ペンスでした。配当金は、ADR保有者には、1ポンド=1.66766ドルで換算し、1ADRにつき30.018 セントが支払われます。配当金は、2003年10月29日を配当落ち期日とし、2003年10月31日における登録株主およびADR保有者に2004年1月6日に支払われます。

2003年度の利益について
GSKは、事業活動の業績による一株当り利益を、2003年は、一桁台後半またはそれ以上の伸長を見込んでいます(CERベース)。

自社株買い付けプログラム
2002年10月にGSKは、40億ポンドを投入して市場にある自社株を購入する新たな計画を発表しました。この計画に、2002年には2億1900万ポンドが、2003年第1四半期には2億6200万ポンドが、2003年第2四半期には2億7500万ポンドが、また2003年第3四半期には2億9900万ポンドが投入されました。今後の買い付けの金額および時期は、市場状況やその他要因を考慮しながら決定します。


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