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プレスリリース

2004年第2四半期業績発表
一株当り利益が20.1ペンスと順調に推移

2004-07-28

  グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は7月27日(ロンドン現地時間)、2004年6月30日までの第2四半期の業績を発表しました。事業活動による業績および法定決算の概要は以下の通りです。なお、解説については特に明示されていない限り事業活動による業績をベースとしています。

業績概要*
-Q2 2004Q2 2003
(修正)
増加率H1 2004H1 2003
(修正)
増加率
£m£mCER %£%£m£mCER %£%
総売上高5,0645,3752(6)10,00710,5972(6)
事業活動の業績
営業利益1,7121,885(1)(9)3,2743,681(1)(11)
税引き前利益1,6311,963(10)(17)3,2073,726(5)(14)
一株当り利益20.1p23.9p(9)(16)39,5p45.5p(4)(13)
法定決算
営業利益1,7121,7954(5)3,2743,4864(6)
税引き前利益1,6311,876(6)(13)3,2073,534-(9)
一株当り利益20.1p22.8p(4)(12)39.5p43.1p1(8)


2004年第1四半期概要*


● 医療用医薬品の総売上高は、米国での「パキシル」および「ウエルブトリン」の後発品との競合による大きな影響を受けたにもかかわらず1%増加しました。「パキシル」および「ウエルブトリン」の売上を除けば、GSK全体の総売上高は6%増、米国の売上高は10%増でした。

● 主要製品は堅調に伸長―喘息およびCOPD治療薬「セレタイド」/「アドベアー」の売上は22%増の6億300万ポンド。糖尿病治療薬「アバンディア」/「アバンダメット」は59%増の3億700万ポンドでした。

● 次の半年間で4つの新製品の発売が予定―過活動膀胱治療薬 Vesicare, ロタウイルスワクチンのRotarix(中南米において)、2型糖尿病治療薬Avandaryl、HIV治療薬「エピビル/ザイアジェン」

● 開発パイプラインは順調に推移
- 当第2四半期に骨粗しょう症治療薬Bonivaと術後腸閉塞の治療薬 EnteregをFDAに申請した
- 当第2四半期に抗がん剤 `016およびアレルギー性鼻炎薬 `698のフェーズ2の臨床試験においてポジティブな結果が示された。2004年第3四半期に'698もフェーズ3の臨床試験に入る見込み。疼痛治療薬 `381および抗うつ薬 `162の新たなデータは2004年11月23日に開催される中枢神経領域を対象としたR&Dセミナーにて公表される予定。

● 米ドルがポンドに対して弱く、第2四半期の英ポンドベースの業績に著しく影響を与えた。

● 2004年の一株当り利益(CERベース)は少なくとも2003年と同水準で進行している。

グループの業績は、CERベース(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと過程した場合の伸び率を表わす)で表示される。2004年、グループは法定決算ベースのみで業績を発表する。2004年の増加率は2003年の事業活動の業績および法定決算で表示される。業績の解説は特別に明示されていない限り、CERベースの2003年度事業活動業績との比較により示されている。UITF 17 (修正) and UITF 38を採用したことにともない2003年の業績は修正報告された。

第2四半期の業績について、CEOのジャン-ピエール・ガーニエは次のように述べています。 GSKの主力品の顕著な売上は、「パキシル」および「ウエルブトリン」の後発品の影響をも克服しました。 特に、「セレタイド」/「アドベアー」と「アバンディア」はGSKを力強く牽引し伸長し続けています。先を見ると、第3四半期はチャレンジングな期間ですが、第4四半期および2005年の収益は回復が見込まれます。 私は開発パイプラインの進捗を喜んでおり、これは長期間にわたりGSKの成長を増幅させるものです。当四半期に新規の抗がん剤である'016およびアレルギー性鼻炎治療薬'698のフェーズ2の臨床試験においてポジティンブな結果が示されました。'016に加え'698もこれからフェーズ3の臨床試験に入る見込みです。 また、疼痛治療薬'381および抗うつ薬'162の新たなデータがこの数カ月の間に明らかになることが期待されており、11月にはGSKの中枢神経領域を対象とした開発パイプラインの最新の状況についてセミナーを開催する予定です。

主要医療用医薬品の成長要因


● 当四半期の「セレタイド」/「アドベアー」の売上は22%増の6億300万ポンドで、第1四半期と同水準で堅調に推移しています。米国における売上は18%増の3億400万ポンドで「アドベアー」は喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の市場において極めて好調です。6月には、4歳以上の小児に対して適応を取得しました。

「セレタイド」の好調な業績は欧州でも報告されており、売上は29%増の2億4000万ポンドでした。本製品の優れた効果によって当四半期も「セレタイド」はマーケットシェアを獲得し続けています。

「セレタイド」の欧米以外の地域の売上は17%増の5900万ポンドでした。4月には、日本において喘息を適応として「セレタイド」の承認申請を行いました。

● 糖尿病治療薬の「アバンディア」および「アバンダメット」は59%増の3億700万ポンドと際立って好調でした。米国においては56%増の売上伸長が報告されており、卸在庫の影響を受け不調であった前年同時期と比べ増加しました。当四半期の「アバンディア」および「アバンダメット」の推定実質伸び率は約23%でした。米国における「アバンディア」の堅調な伸びは、年内に発売予定のAvandarylにより継続されると期待されます。

米国以外でも「アバンディア」、「アバンダメット」は好調で、欧州での売上は47%増の2500万ポンド、欧米以外の地域での売上は90%増の4900万ポンドでした。

● 「ラミクタール」の売上は38%増の1億7100万ポンドで、これは双極性障害の適応の恩恵を受け引き続き大きな伸びを続けています。米国における「ラミクタール」の売上は55%増の1億400万ポンドでした。
双極性障害を適応とする他の多くの薬剤は主として躁病相の治療として使用されてますが、「ラミクタール」はその疾患の鬱期の使用が効果的です。

● 「コレッグ」の売上は50%増の1億1300万ポンドでした。「コレッグ」は最新の心筋梗塞後の患者さんに対する適応症と画期的なCOMETスタディのデータの恩恵を引き続き受けています。そのデータは、「コレッグ」がメトプロロールと比べて、心血管イベントや脳梗塞による死亡のリスクを著しく減少させることが示されています。

GSKの循環器系の製品は、サノフィ・サンテラボの注射剤の抗血栓剤 フラキシパリンおよびアリクストラの買収が年内に完了することが見込まれることから更に強化されるでしょう。

「バルトレックス」は米国において、堅実にそのマーケットシェアを伸ばしており、性器ヘルペスの治療薬としてマーケットリーダーの地位にあります。「バルトレックス」の総売上は米国での28%増、9500万ポンドの売上伸長が貢献し19%増の1億4500万ポンドでした。

● GSKはHIV治療薬のマーケットリーダーとしての地位を維持しています。当四半期の売上は2%増の3億6800万ポンドでした。HIV治療薬は、今年第3四半期に1日1回1錠服用の配合剤である「エピビル」/「ザイアジェン」の発売が期待されることから更に強化されるでしょう。

剤形・効能追加品目が中枢神経領域の後発品との競合を緩和


● 当四半期は「ウエルブトリンSR」にとって大きく後発品の影響を受けた最初の四半期でした。「ウエルブトリンIR」、「ウエルブトリンSR」の売上は76%減の5100万ポンドでした。 しなしながら、この影響はWatson Pharmaceuticals社(2500万ポンドの売上)との供給契約および1日1回服用の「ウエルブトリンXL」の好調な業績により部分的に相殺されました。「ウエルブトリンXL」は売上が1億1700万ポンドに達しマーケットシェアを獲得し続けています。「ウエブトリン」の総売上は、7%減の1億9300万ポンドでした。

● 米国、欧州およびカナダにおける後発品との競合は「パキシルIR」の売上に引き続き影響を与え、当四半期の売上は64%減の1億5100万ポンドでした。この売上は、Par Pharmaceuticals社との供給契約による3800万ポンドの貢献と「パキシルCR」の21%増、9500万ポンドの売上が部分的に全体の売上を相殺しました。米国において「パキシルCR」は、2003年9月の「パキシルIR」の後発品の発売以来、市場において健闘しています。「パキシル」全体の売上は41%増の2億8400万ポンドでした。

パイプライン アップデート


発売予定製品

● Vesicare (solifenacin succinate)は、GSKおよび山之内ファーマアメリカがコ・プロモーション予定の過活動膀胱の治療薬で、年内に発売予定です。臨床試験では、1日1回投与のVesicareは、過活動膀胱の全ての症状改善に有効で、副作用である口渇の発現率が低いことが示されました。

● Rotarix は、ロタウイルスによる乳幼児の感染性胃腸炎を予防する新規ワクチンであり、中南米の数カ国で承認申請が行われ、7月にメキシコで初の承認を取得しました。

● Avandarylは、2型糖尿病治療薬「アバンディア」と市場をリードするスルホニル尿素剤であるアベンティス社のアマリールを配合した1日1回投与の薬剤であり、年内に発売予定です。これにより「アバンディア」のフランチャイズが拡充されるものと期待されています。

● 「エピビル/ザイアジェン」は、HIV治療薬としての初の1日1回1錠服用の配合剤であり、第3四半期に発売予定です。この新しい配合剤は、他の治療薬よりも患者さんの簡便性を大幅に向上させる薬剤です。

承認申請予定製品

● Bonivaは、強力なビスフォスフォネート系骨粗しょう症治療薬であり、簡便な1ヵ月ごとに投与する経口剤が5月にFDAに承認申請されました。年内には、3ヵ月ごとに投与する注射剤を承認申請する予定です。Bonivaは、GSKとロシュ社が共同開発しています。

● Entereg(アルビモパン)は、さまざまな手術後に多くの患者さんに起こる腸機能障害であるイレウス(術後腸閉塞)の治療薬であり、6月にFDAに承認申請しました。Entereg は、GSKとAdolor社が共同で開発・製品化を行っています。

● Boostrix は、米国において成人および青年を対象とした ジフテリア、破傷風、百日咳を予防する booster vaccine であり、米国で7月に承認申請しました。

開発後期段階にある主要薬剤

● `016は、さまざまな固形がんを対象として臨床試験が実施されており、転移性乳がんにおけるフェーズ3試験が開始しています。フェーズ2の中間結果は、6月に米国臨床腫瘍学会で発表されました。他の薬剤による治療を多く受け、ハーセプチンを含む治療で転移性乳がんが進行した女性患者において46%が、治療により客観的な効果を示したか病勢の安定を示しました。

● '698は、アレルギー性鼻炎に対するグルココルチコイド作動薬で、第2四半期に得たポジティブなフェーズ2データを基に第3四半期にフェーズ3段階に進む予定です。'698は、喘息治療薬としてもフェーズ2段階にあります。

● うつ病に対するノルアドレナリン・ドーパミン再取り込み阻害剤(NDRI)である'162および、神経障害性疼痛等の疼痛に対してデュアルアクションを有するCOX-2阻害剤に関する新しいデータが今後数ヵ月間に得られる予定であり、11月23日に開催されるGSKの中枢神経系領域の化合物に関するパイプラインアップデートセミナーにて発表する予定です。

コンシューマーへルスケア部門


コンシューマーヘルスケア部門の売上高は4%増の7億9800万ポンドで、欧米以外の地域(+9%)および欧州(+4%)における売上が牽引しました。米国の売上高は前年同期とほぼ同じでした。

オーラルケア製品の売上は、4%増の2億6700万ポンドで、いくつかの主要製品が大きく成長しました。欧州では「アクアフレッシュ」の売上が8%増加し、欧米以外の地域では「ポリデント」(+23%)と「ポリグリップ」(+33%)が高い成長を示しました。

栄養補助食品の売上は10%増の1億7400万ポンドでした。英国においては「ルコゼード」(+16%)が引き続き高い伸びを示しています。

一般用医薬品(OTC)の売上は、2%増の3億5700万ポンドでした。禁煙補助剤の売上は、全ての地域における売上が貢献し、14%増加しました。「パナドール」の売上は17%増加し、欧米以外の地域における成長が牽引しました。皮膚科用剤の売上は13%減で、これは主に米国における「クチベート」の後発品の影響によるものです。

また、GSKは、ロシュ社が医療用医薬品として製品名Xenicalで販売している肥満管理薬orlistatの米国におけるOTC販売権を7月に取得しました。

財務状況


営業利益および一株当り利益

第2四半期の営業利益は、2003年度の第2四半期と比較してCERベースで1%減(英ポンドベースで9%減)の17億1200万ポンドでした。営業利益率は2003年度の第2四半期と比べ1.3%減で、これは売上の伸びが英ポンドベースで6%減だったことに一部起因しています。為替変動の影響を除外した場合の営業利益率は0.9%減であり、これは一般管理費削減の積極的な取り組みにより一部相殺されていますが、R&D費がより高かったことや製品構成の変化に伴い商品原価が高くなったことによるものです。

営業外費用は、2003年度の第2四半期の営業外利益8700万ポンドに対し1億200万ポンドでした。これは、抗生物質「オーグメンチン」の米国における反トラスト問題や他の法的事項に関する引当金が高かったことによるものですが、有価証券等の売却益およびその他収益により一部相殺されています。これら法的費用は、Quest Diagnostics社の株式持分売却による利益4100万ポンドによっても相殺されました。

一株当り利益は、20.1ペンスで2003年度の第2四半期に比べCERベースで9%減でした(英ポンドベースでは16%減)。一株当り利益に対する為替相場のマイナス影響は7%で、2003年度と比較して大幅な米ドル安であったことが反映されています。

合併および生産部門の再編コストと関連子会社の清算を考慮に入れた(法定決算)場合、2003年度の第2四半期の一株当り利益と比べると、当四半期の一株当り利益はCERベースで4%減でした(英ポンド゛ベースでは12%減)。

通貨

当四半期の業績は、平均為替レート1ポンド=1.81ドル、1ポンド=1.49 ユーロおよび1ポンド=197円をベースにしています。当四半期末の為替レートは、1ポンド=1.81ドル、1ポンド=1.49ユーロおよび1ポンド=198円でした。当四半期末からドルが弱くなっており、2004年7月22日時点では、為替レートが1ポンド=1.85ドル、1ポンド=1.51 ユーロおよび1ポンド=202円となりました。この為替レートのレベルが年末まで維持された場合、2004年度の一株当り利益の伸びへの通貨のマイナス影響は、9%から10%減少となると予想されます。

配当

取締役会は、第2四半期の中間配当を一株当り10ペンスと決定しました。2003年の第2四半期の配当は、9ペンスでした。配当金は、ADR保有者には、1ポンド=1.82950ドルで換算し、1ADRにつき36.590 セントが計上されます。配当金は、2004年8月4日を配当落ち期日とし、2004年8月6日における登録株主およびADR保有者に2004年9月30日に支払われます。2004年度の年間の総配当金は、2003年度同様、一株当り1ペンス程度増加する見込みです。

2004年度の利益について

GSKは、「パキシル」および「ウエルブトリン」の後発品参入による大幅な売上減が予測されるにもかかわらず、2004年の一株当り利益(CERベース)は、少なくとも2003年の事業活動の業績による一株当り利益と同程度になると見込んでいます。GSKは、後発品の影響が緩和されるにつれ、2005年には、一株当り利益(CERベース)は成長基調に戻ると期待しています。

自社株買い付けプログラム

2002年10月にGSKは、40億ポンドを投入して自社株を購入する新たなプログラムを開始しました。このプログラムに、2002年には2億1900万ポンドが、2003年には9億8000万ポンドが、2004年第1四半期には2億7900万ポンドが、そして2004年第2四半期には2億2100万ポンド投入されました。今後の買い付けの正確な金額および時期、買戻した株をどの程度消却しないで自社株式として保有するかは、市場の状況等の要因を考慮しながら決定します。

自社株式の会計

2004年GSKグループは、UITF(英国緊急会計措置)17(修正)とUTIF38を採用しました。従来資産計上されていたESOP(従業員持株制度)の基金を株主資本からの減額として振替えた結果、2003年12月31日時点の純資産は26億6100万ポンド減少しました。さらに、2003年度の第2四半期の営業利益および税引き前利益は600万ポンド減、また利益は300万ポンド減となりました。2003年度の年間業績に対する影響は、営業利益および税引き前利益1600万ポンド減、利益が600万ポンド減となります。

米ドル建てグローバルポンドの発行

GSKは、2004年4月初旬に米国市場において初めて25億ドルの米ドル建てグローバル債を発行しました。この社債は、償還期限の選択肢を増やし、GSKの米ドル債について流動性の基準となるUSのイールド・カーブ(利回り曲線)を定着させるため、3年、10年、30年のトランシュで発行されました。これらの資金は、子会社が発行する優先株の償還や、2004年度の負債満期の資金補充および一般の事業目的に活用されます。

国際財務報告基準(IFRS)

GSKグループの財務報告を英国GAAPからIFRSに変更するプログラムは、大きく進展しています。2003年度の年間決算、2004年度の第1 四半期および第2四半期の業績の修正報告は、2004年10月29日に発表します。残りの修正報告(2004年度の第3四半期、第4四半期および年間業績)は、英国GAAPによる2004年度の業績発表と併せて2005年2月10日に発表します。

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