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プレスリリース

2004年第3四半期業績発表
一株当り利益が18.7ペンスと順調に推移

2004-10-29

  グラクソ・スミスクラインplc(GSK)は10月28日(ロンドン現地時間)、2004年9月30日までの第3四半期の業績を発表しました。事業活動による業績および法定決算の概要は以下の通りです。なお、解説については特に明示されていない限り事業活動による業績をベースとしています。

業績概要*
-Q3 2004Q3 2003
(修正)
増加率1-9
2004
1-9月 2003
(修正)
増加率
£m£mCER %£%£m£mCER£%
総売上高5,0195,466-(8)15,02616,0631(6)
事業活動の業績
営業利益1,5941,7535(9)4,8685,4341(10)
税引き前利益1,5221,6944(10)4,7295,420(2)(13)
一株当り利益18.7p20.7p5(10)58.2p66.2p(1)(12)
法定決算
営業利益1,5941,7207(7)4,8685,2065(6)
税引き前利益1,5221,6616(8)4,7295,1952(9)
一株当り利益18.7p20.2p7(7)58.2p63.3p3(8)


2004年第3四半期概要*


● 医療用医薬品の総売上高は、米国での「パキシル」および「ウエルブトリン」の後発品との競合による大きな影響を受けたにもかかわらず前年とほぼ同水準で推移しました。「パキシル」および「ウエルブトリン」の売上を除けば、米国における売上は12%増、総売上は8%増でした。

● GSKの広範な製品群は堅調に伸長―当四半期に1億ポンドを超えた製品が14製品ありました。喘息およびCOPD治療薬「セレタイド」/「アドベアー」の売上は20%増の6億900万ポンドで、いまや世界で5番目の売上です。

● 今後の半年間でいくつかの主要製品の発売を予定―過活動膀胱治療薬Vesicare, 2型糖尿病治療薬Avandaryl、むずむず足症候群「レキップ」

● うつ病、疼痛、HIV、子宮頸がん、血液疾患を含むいくつかの新規化合物がパイプラインに加わりました。

● 2004年の一株当り利益(CERベース)は少なくとも2003年と同水準で進行しています。

グループの業績は、CERベース(恒常為替レート:業績をポンド換算する為替レートが前年同期と同じと過程した場合の伸び率を表わす)で表示される。2004年、グループは法定決算ベースのみで業績を発表する。2004年の増加率は2003年の事業活動の業績および法定決算で表示される。業績の解説は特別に明示されていない限り、CERベースの2003年度事業活動業績との比較により示されている。UITF 17 (修正) およびUITF 38を採用したことにともない2003年の業績は修正報告された。

第3四半期の業績について、CEOのジャン-ピエール・ガーニエは次のように述べています。
GSKの当四半期の業績をみると、「パキシルIR」および「ウエルブトリンSR」の後発品により今年最初の9カ月間で損失した12億ポンドの売上を克服し医療用医薬品の売上水準を維持していることを確信しました。この業績を支えているのは、2型糖尿病治療薬「アバンディア」や喘息およびCOPD治療薬「セレタイド」/「アドベアー」の好調な売上です。これらの製品は米国や欧州で引き続き堅調に伸長しています。「パキシル」の後発品の影響は弱まりつつあり、第4四半期および2005年の収益は回復が見込まれます。

開発パイプラインも順調に進捗しており、これは今後のGSKの成長の原動力となるものです。いくつかの主要な新規化合物として、抗がん剤であるlapatinib('016)、アレルギー性鼻炎治療薬Allermist(698)および子宮頸がんのワクチン Cervarixなどがフェーズ3の臨床試験段階にあり、その他、疼痛、血液疾患を適応としたエキサイティングな化合物がありいずれも順調な進捗をみせています。

主要医療用医薬品の成長要因


● 当四半期の喘息およびCOPD治療薬「セレタイド」/「アドベアー」は引き続きGSKのトップセールス製品を維持しており、売上は20%増の6億900万ポンドでした。

米国における「アドベアー」の売上は22%増の3億4200万ポンドでした。これは、喘息およびCOPDの患者さんの強い支持によるものです。欧州における「セレタイド」は、競合品より速くマーケットシェアを獲得し続けており、売上は21%増の2億1300万ポンドでした。欧州における売上は、最近発表されたGOAL studyのメリットを引き続き受けるでしょう。

● 当四半期の糖尿病治療薬の「アバンディア」および「アバンダメット」は31%増の2億8400万ポンドと際立って好調でした。米国においては24%増の2億1600万ポンドで、その好調な業績は「アバンダメット」の堅調な業績が牽引しています。年内に発売予定のAvandaryl(1日1回、「アバンディア」とアベンティス社のアマリールの配合剤)によりさらに伸長することが期待されます。

欧州でも「アバンディア」、「アバンダメット」は好調で、売上は49%増の2700万ポンド、欧米以外の地域での売上は73%増の4100万ポンドでした。

● てんかんおよび双極性障害の治療薬「ラミクタール」の売上は29%増の1億7200万ポンドでした。米国においては42%増、1億600万ポンドと堅調で、これは昨年取得した双極性障害の適応の恩恵を受けています。

● α・β遮断薬の「コレッグ」の売上は29%増の1億1000万ポンドでした。「コレッグ」は幅広い適応症から引き続き利益を得ています。糖尿病患者の高血圧症においてβ遮断薬のメトプロロールとの比較試験で「コレッグ」のベネフットが観察されたGEMINI studyの結果がまもなく明らかにされることが期待されます。

● ヘルペス治療薬「バルトレックス」は27%増の1億4700万ポンドでした。米国においては、着実にそのマーケットシェアを伸ばしており、性器ヘルペスの治療薬としてマーケットリーダーの地位にあります。米国での売上は34%増、9600万ポンドでした。

● HIV治療薬の総売上は8%増の3億7200万ポンドでした。米国においては、HIV治療薬のマーケットリーダーとしての地位を維持しており、新たな競合品の発売にもかかわらず、週間の総処方箋枚数の45%のシェアをしめています。GSKのHIV治療薬は、米国における8月末の「エプジコム」の上市、新規の配合剤である「エピビル」/「ザイアジェン」の上市によりさらに拡大されました。また、新たなプロテアーゼ阻害剤であるTelzir(fosamprenavir)が9月末に欧州で上市されました。

● 当四半期GSKのワクチン事業は際立って好調に推移し、売上は22%増の3億2800万ポンドでした。これは22%増、9500万ポンドの売上の「インファンリックス」/「ペディアリックス」の貢献によるものです。欧米以外のその他の地域では40%増の1億1100万ポンドでした。

剤形・効能追加品目が中枢神経領域の後発品との競合を緩和


● 当四半期の「ウエルブトリン」の総売上は30%減の1億7300万ポンドでした。「ウエルブトリンIR」と「ウエルブトリンSR」の売上は後発品との競合により79%減の4500万ポンドでした。
しかしながら、「ウエルブトリンXL」(1日1回服用)の素晴らしい業績が部分的に前述のインパクトを相殺しました。「ウエルブトリンXL」の売上は1億2800万ポンドに達し、現在、米国にける「ウエルブトリンSR」/「ウエルブトリンXL」の総処方箋枚数の約52%をしめています。

● 「パキシル」のフランチャイズの総売上は、「パキシル IR」(売上:65%減、1億4400万ポンド)の後発品との競合により51%減の2億4600万ポンドでした。「パキシルCR」の売上は4%増の1億200万ポンドでした。

パイプライン アップデート


発売予定製品

● Vesicareは、GSKおよび山之内ファーマアメリカがコ・プロモーション予定の過活動膀胱の治療薬で、年内の承認が期待されています。

● Avandarylは、「アバンディア」とアベンティス社のアマリールを配合した1日1回投与の糖尿病治療薬であり、FDAより承認見込み通知書を取得しており、年内の承認が期待されます。

● 「レキップ」 は、ニーズの高いむずむず足症候群の治療薬として2005年の前半にFDAからの承認が期待されています。

● Bonivaは、強力なビスフォスフォネート系骨粗しょう症治療薬であり、1カ月ごとに投与する簡便な経口剤を5月にFDAに承認申請し、2005年の前半に承認が期待されています。第4四半期には、3カ月ごとに投与する注射剤を承認申請する予定です。Bonivaは、GSKとロシュ社が共同開発しています。

● Enteregは、イレウス(術後腸閉塞)の治療薬であり、6月にFDAに承認申請を行い、2005年の前半にこの適応としては初めての承認の取得が期待されています。GSKとAdolor社が共同で開発・製品化を行っています。

2004年/2005年の承認申請予定製品

● Lapatinib ('016)は、さまざまな固形がんを対象とした複数のフェーズ2およびフェーズ3試験が計画通りに進んでいます。乳がん、膀胱がん、腎細胞がんおよび肺がんに関する臨床試験の結果が、今後18カ月の間に得られる予定です。

● Rotarix は、ロタウイルスによる乳幼児の感染性胃腸炎を予防する新規ワクチンであり、当四半期にメキシコで承認を取得し、世界20カ国以上で承認申請が行われています。ヨーロッパにおいては2005年に承認申請を行う予定です。10月には、60,000人におよぶ大規模な臨床試験結果が得られ、10月30日に開催されるInterscience Conference on Antimicrobial Agents and Chemotherapy (ICAAC)で'late breaker'として発表されます。

● 1日1回投与の「アバンダメットXR」、「レキップCR」および 「コレッグCR」が2005年に承認申請される予定です。

● Treximaは、独特の複数のメカニズムを有する片頭痛治療薬であり、より高い有効性と持続的に痛みを緩和する効果が期待されており、2005年に承認申請を行う予定です。Treximaはスマトリプタンとナプロキセンナトリウムを配合した薬剤です。

● Nelarabineは、小児T細胞白血病の治療薬であり、2004年の第4四半期に承認申請の予定です。

他の新規化合物の最新状況

● アレルギー性鼻炎治療薬のAllermist('698)は、フェーズ2の良好な結果を受け第3四半期にフェーズ3段階に進行しました。

● うつ病治療薬である'162の低用量投与のフェーズ2臨床試験結果は、11月23日に開催されるGSKのCNS(中枢神経領域)セミナーにて発表します。これらの臨床試験は、うつ病治療における有効性に関する主要評価項目を満たしておらず、フェーズ3臨床試験に進める前に、より高用量投与のフェーズ2臨床試験を実施する予定です。これに伴い、うつ病を適応とした同剤の承認申請の予定が2006年から2007年となります。既に終了しているフェーズ2臨床試験においては、用量と比例して体重減量の効果が得られることが示されました。これらのデータに基づきGSKは、同化合物を肥満治療薬として開発することを予定しています。

● 疼痛に対してデュアルアクションを有するCOX-2阻害剤'381に関するフェーズ2データも11月に開催するCNSセミナーで発表します。COX-2クラスにおける他剤の最近の状況を受け、GSKは、'381の臨床試験における必要条件について今後規制当局と話し合う予定です。

● Cervarixは、子宮頸がんに対するGSKの新規ヒト・パピローマウイルスワクチンであり、フェーズ3臨床試験の被験者登録は、予定より大幅に早く進んでおり、承認申請の予定を2008年から2006年に繰り上げました。Cervarixは、子宮頸がんを起こす2種類のウイルスのサブタイプ(HPV16およびHPV18)に100%の効果を示しており、世界的なヘルスケアの改善に大いに貢献できるものと期待されています。子宮頸がんは、がんによる死亡の中で、女性では世界で2番目に多いがんです。

● '115は、血小板減少症(化学療法、慢性肝疾患およびその他の疾患による血小板値の低下)に対する最初の経口治療薬となる可能性を持つ薬剤であり、ポジティブな初期データが当四半期に得られました。'115は、さまざまな適応症においてフェーズ2に進むところであり、承認申請の予定を2007年から2006年に繰り上げました。

● '140は、経口CCR5阻害剤のHIV治療薬であり、ウイルス量の減少および高い安全性プロファイルを示すフェーズ2臨床試験結果が当四半期に得られました。これらのデータは、10月31日に開催されるICAACで'late breaker'として発表されます。

コンシューマーへルスケア部門


コンシューマーヘルスケア部門の売上高は3%増の8億600万ポンドで、欧米以外の地域における売上が牽引しました(+11%増の2億500万ポンド)。

高い伸びを示したのは、禁煙補助剤(+17%増の 7900万ポンド)、呼吸器系製品(+21%増の 3900万ポンド)およびオーラルケア製品(+6% 増の 2億7800万ポンド)でした。一方で、主に米国における「クチベート」の後発品の影響により皮膚科用剤の売上が12%減少し、4700万ポンドでした。

財務状況


営業利益および一株当り利益

第3四半期の営業利益は、前年同期と比較してCERベースで5%増(英ポンドベースで9%減)の15億9400万ポンドでした。営業利益率は同0.3%減であり、これは為替変動のマイナス影響、R&D費がより高かったことや製品構成の変化に伴い商品原価が高くなったことによるものです。これらのより高い費用は、販売管理費の減少に一部相殺されています。これらの費用は、前年同期と比較して減少しており、これは一般管理費のコスト節減、法的事項に関する引当金がより低かったことや資産評価引き下げによるものです。

営業外費用は、3300万ポンドで、2003年度の第3四半期の営業外費用と同じでした。

一株当り利益は、18.7ペンスで2003年度の第3四半期に比べCERベースで5%増でした(英ポンドベースでは10%減)。一株当り利益に対する為替相場のマイナス影響は15%で、2003年度と比較して大幅な米ドル安であったことが反映されています。

合併および生産部門の再編コストと関連子会社の清算を考慮に入れた場合、2003年度の第3四半期の一株当り利益と比べると、当四半期の一株当り利益はCERベースで7%増でしたが、英ポンドベースでは7%減でした。

通貨

当四半期の業績は、平均為替レート1ポンド=1.82ドル、1ポンド=1.48ユーロおよび1ポンド=199円をベースにしています。当四半期末の為替レートは、1ポンド=1.81ドル、1ポンド=1.46ユーロおよび1ポンド=199円でした。この為替レートのレベルが年末まで維持された場合、2004年度の一株当り利益の伸びへの通貨のマイナス影響は、9%から10%減少となると予想されます。

配当

取締役会は、第3四半期の中間配当を一株当り10ペンスと決定しました。2003年の第3四半期の配当は、9ペンスでした。配当金は、ADR保有者には、1ポンド=1.82595ドルで換算し、1ADRにつき36.519セントが計上されます。配当金は、2004年11月3日を配当落ち期日とし、2004年11月5日における登録株主およびADR保有者に2005年1月6日に支払われます。2004年度の年間の総配当金は、2003年度同様、一株当り1ペンス程度増加する見込みです。

2004年度の利益について

GSKは、「パキシル」および「ウエルブトリン」の後発品参入による大幅な売上減が予測されるにもかかわらず、2004年の一株当り利益(CERベース)は、少なくとも2003年の事業活動の業績による一株当り利益と同程度になると見込んでいます。GSKは、後発品の影響が緩和されるにつれ、2005年には、一株当り利益(CERベース)は成長基調に戻ると期待しています。

自社株買い付けプログラム

2002年10月にGSKは、40億ポンドを投入して自社株を購入する新たなプログラムを開始しました。このプログラムに、2002年には2億1900万ポンドが、2003年には9億8000万ポンドが、2004年第1四半期には2億7900万ポンドが、2004年第2四半期には2億2100万ポンドが、そして2004年第3四半期には2億5000万ポンドが投入されました。今後の買い付けの正確な金額および時期、買戻した株をどの程度消却しないで自社株式として保有するかは、市場の状況等の要因を考慮しながら決定します。

自社株式の会計

2004年GSKグループは、UITF(英国緊急会計措置)17(修正)とUTIF38を採用しました。従来資産計上されていたESOP(従業員持株制度)の基金を株主資本からの減額として振替えた結果、2003年12月31日時点の純資産は26億6100万ポンド減少しました。さらに、2003年度の第3四半期の営業利益および税引き前利益は100万ポンド増、また利益は200万ポンド増となりました。2003年度の年間業績に対する影響は、営業利益および税引き前利益1600万ポンド減、利益が600万ポンド減となります。

法的およびその他の紛争

法的およびその他の紛争に関するGSKの会計方針として、GSKグループに対する訴訟に伴い、その紛争の結果が妥当に推定できる場合、予想される和解費用や訴訟およびその他の紛争に伴う費用に対して引当金を計上することとしています。未提起のクレームまたは紛争に基づく負担があるものの妥当な見積りができない場合は引当金は計上していません。

GSKは、製造物責任に関するクレームを見なおし、いくつもの製品におけるこれまでのクレームと和解の経験を基にIBNR(既発生未報告損害)の保険数理法を用いて、これらの製品を対象とした未提起のクレームに対するGSKグループが負うリスクを妥当に推定することが可能と判断しました。

IBNRベースは、製造物責任のための引当金を推定するために多くの製薬会社が用いています。

これまでにクレームおよび和解の経験が十分にある製造物責任に関する事項についてGSKは、これらの事項における最終的賠償額に対する引当金を、IBNRに基き、適宜2004年の第4四半期に計上する予定です。追加引当措置の影響によってGSKが以前から発表している2004年度の利益の見通しが変更される予定はありません。

国際財務報告基準(IFRS)

GSKグループの財務報告を英国GAAPからIFRSに変更するプログラムは、大きく進展しています。2003年度の年間決算、2004年度の第1 四半期および第2四半期の業績の修正報告は、2004年10月29日に発表します。残りの修正報告(2004年度の第3四半期、第4四半期および年間業績)は、英国GAAPによる2004年度の業績発表と併せて2005年2月10日に発表します。

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