GlaxoSmithKline
本文へジャンプ
企業情報 製品情報  
ホーム お問い合せ サイトマップ  
検索
   
一般・患者の方 医療関係者 報道関係者 就職希望者
ホーム  >  報道関係のみなさま  >  プレスリリース  >  2008年1月〜7月
 
プレスリリース

COPD治療薬初の直接比較試験において、
「アドエア」使用患者のQOLおよび生存率がより高いことが示される

2008-01-16

  この資料は、英国グラクソ・スミスクラインが2007年12月28日に発表したプレスリリースの日本語訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。また、内容が日本国内の状況と異なることがありますのでご留意下さい。



2007年12月28日、The American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine誌に、INSPIRE試験(Investigating New Standards for Prophylaxis In Reduction of Exacerbations)の結果が掲載されました。それによると、COPD治療薬サルメテロール/フルチカゾンプロピオン酸エステル配合剤(日本では喘息治療薬「アドエア®」として販売)50/500µgディスカス®とチオトロピウム臭化物水和物18µgハンディヘラー®の、COPDの増悪率への影響は同程度であったものの、健康状態および生存率への影響は、「アドエア」を使用した患者さんの方が良好であったことが明らかになりました。INSPIRE試験は、COPD治療薬として定着している2つの薬剤間における全死因死亡の相対的リスクの統計学的な有意差を報告した、初の前向き試験です1

INSPIRE試験は、COPD治療薬として一般的に使用されている2つの薬剤について、COPD増悪の頻度およびそれに関連するアウトカムの違いを初めて調査したものです。この試験の主要評価項目は、COPDの増悪(症状の急激な悪化)でした。COPDの増悪は患者さんを衰弱させ、疾患が進行するにつれその頻度が増えます。この試験では、両群におけるCOPD増悪の頻度に有意差は認められませんでした(「アドエア」群: 1.28回/年、チオトロピウム群: 1.32回/年、p=0.656)。しかしながら、両群の増悪時に、盲検下で選択された治療法が異なるという興味深い結果が得られました。「アドエア」群の増悪に対しては抗生物質、チオトロピウム群の増悪に対しては全身性のステロイドが投与される患者さんが多く見られました。このことは、それぞれの薬剤群で認められた臨床上の増悪の性質が異なり、それぞれのCOPD治療薬が患者さんに対して異なった効き方をすることを示唆しています。

INSPIRE試験からはさらに、「アドエア」群の方がチオトロピウム群と比較してCOPD患者の全ての死因による死亡リスクを52%有意に減少させたことが示されました(p=0.012)。死亡リスクの減少は、治療開始13週目から認められ、試験期間を通じて認められました1。加えて、「アドエア」群においては、チオトロピウム群と比較して、生活の質(QOL)の有意な改善が試験開始後早期から認められました(2年後に2.07ユニット改善:p=0.038)。QOLの評価は、呼吸器疾患が患者さんの健康や生活に及ぼす影響の指標として立証されているSGRQ(St George's Respiratory Questionnaire)に基づいて行われました2。「アドエア」群におけるこのような改善は、104週間の試験期間を通して継続していました。

ロンドンのRoyal Free HospitalのWisia Wedzicha教授は、この結果について、「QOLおよび生存率の改善を示したINSPIRE試験の結果は、COPD患者にとって重要なことです。COPDは完治が期待できない疾患ですから、患者さんに最善の結果が得られるようにできるだけ効果的に疾病を管理しなくてはならないのです」と述べています。

安全性および忍容性については、「アドエア」群では肺炎とカンジダ症がチオトロピウム群に比べて多く報告されました(肺炎:アドエア群8%、チオトロピウム群4%、カンジダ症:「アドエア」群6%、チオトロピウム群3%)。

一方、104週目までに試験を中止した患者さんの割合は「アドエア」群34.5%、チオトロピウム群41.7%であり、相対的なリスク比でチオトロピウムの方が29%高いという結果でした(p=0.005)。

試験の中止は、健康状態が悪い患者さんや疾患の悪化/増悪が早い患者さんでみられる傾向があります。このような場合、試験を完了した患者さんの重症度の違いを比べると、中止例の多い薬剤の群では中止例の少ない薬剤の群に比べ、より重症度の低い患者さんが残ることが考えられます(いわゆる「health survivor効果」)。

INSPIRE試験は、「アドエア」とチオトロピウムの効果を比較することを目的に欧州にて行われた2年間の多施設共同・無作為化・二重盲検・ダブルダミー・比較対照試験で、1300人以上の重症のCOPD患者を対象に行われました1

Wedzicha教授は次のように結論付けています。「この試験は、COPDという進行性疾患の本質について、重要な問題を提起するものです。患者は、異なった治療薬が処方されることによって、異なった増悪の経過をたどることが示唆されました。アドエア服用患者は増悪時に抗生物質を投与される患者が多く、チオトロピウム服用患者は増悪時に経口ステロイド薬を投与される患者が多く、患者の予後が異なるという結果でした。従ってこの試験は、COPDの管理に用いる薬剤の選択に大きな意義を有する可能性があります」。

References
1.Wedzicha, W et al. Inspire Manuscript full reference to be added here
2.Jones PW, Quirk FH, Baveystock CM. The St. George's Respiratory Questionnaire. Resp Med 1991;85(suppl):25-31.

*「アドエア」(一般名:サルメテロールキシナホ酸塩/フルチカゾンプロピオン酸エステル配合剤)は、本邦において成人の喘息治療薬として承認され、2007年6月に発売されました。国内においてCOPD治療薬としては承認されておりません。現在承認申請中です。


生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。


<参考資料>
1)慢性閉塞性肺疾患(COPD)は予防・治療が可能な疾患であり、完全には可逆的でない気流制限を特徴としています1。COPDは世界的な致死的疾患であり、年間300万人2がCOPDで亡くなっています。これは、肺がんと乳がんによる合計死亡数を上回ります3,4。疾患の根底には炎症があり5、それが疾患を進行させ、いずれの病期においても認められる6ことが明らかになってきています。また、COPDは気道構造の変化、粘膜線毛の機能障害、気道の炎症などいくつもの要因からなり、これら全てにより肺の気流制限が生じ、重大な全身性の症状を伴うことが明らかになってきました7-9。臨床的には、これら要因は肺機能、症状の進行性の変化、COPD増悪(症状の急激な悪化)を引き起こし、患者さんの健康状態やさらには生命まで脅かします10
2)EU諸国においては、「アドエア」は重度のCOPD(1秒量 < 予測値の50%)があり、度重なる増悪の既往がある患者さんで、定期的な気管支拡張薬治療にもかかわらず顕著な症状が認められる患者さんへの対症療法として2003年に承認されました。その後、TORCH試験の結果から、気管支拡張薬使用前の1秒量 が 予測値の60%未満で度重なる増悪の既往がある患者さんで、定期的な気管支拡張薬治療にもかかわらず顕著な症状が認められる患者さんに対しても適応が拡大されました11

References
1.Celli BR, MacNee W. Standards for the diagnosis and treatment of patients with COPD: a summary of the ATS/ERS position paper. Eur Respir J 2004; 23: 932-946.
2.WHO COPD Fact sheet N°315; http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs315/en/index.html (last accessed 28 June 2007).
3.World Health Organisation. The World Health Report 2002. Reducing risks, promoting healthy life. MDI.WHR.202.A. Geneva, The World Health Organisation; 2002.
4.Ferlay J, et al., GLOBOCAN 2002. Cancer Incidence, Mortality and Prevalence Worldwide. IARC CancerBase No.5, Version 2.0. IARC Press, Lyon, 2004.
5.Halpin DMG, Miravitlles M. Chronic Obstructive Pulmonary Disease: The Disease and its burden to society. Proc Am Thorac Soc 2006;3:619-623.
6.Hogg JC, Chu F. The nature of small-airway obstruction in chronic obstructive pulmonary disease. N Eng J Med 2004; 350: 26
7.Agusti AGN, Noguera A, Sauleda J et al. Systemic effects of chronic pulmonary disease. Eur Respir J 2003; 21: 347-360.
8.Agusti AGN. COPD, a multicomponent disease: implications for management. Respir Med 2005; 99: 670-682.
9.Wouters EFM, Creutzberg EC, Schols AMWJ. Systemic Effects in COPD. Chest 2002;121;127-130
10.Global Initiative for Chronic Obstructive Pulmonary Disease. Global Strategy for the diagnosis, management of COPD 2006. Available from http://www.goldcopd.org (last accessed 28 June 2007).
11.Final Variation Assessment Report Seretide Diskus/Viani Diskus Seretide Evohaler/Viani Evohaler (fluticasone proprionate/salmeterol xinafoate)


戻る   ページTOPへ 上へ戻る



ご利用条件 |  プライバシーポリシー |  推奨環境
グラクソ・スミスクライン株式会社
Copyrights (C) GlaxoSmithKline K.K. All rights reserved.