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グラクソ・スミスクライン 新たな戦略課題を設定 -ビジネスを地球規模で多様化させ、成長させる -より多く、価値のある製品を届ける -制度・仕組みの簡素化をはかる |
2008-07-29 |
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008年7月23日 英国ロンドン発
2008年7月23日に行なわれた投資家向け説明会で、グラクソ・スミスクラインplc(本社:英国 以下:GSK)のCEOであるアンドリュー・ウィティーは、成長の促進とリスクの削減によりGSKの長期的財務業績の向上を目指すための3つの戦略課題を新たに設定しました。
戦略の背景についてウィティーは次のように述べています。
「今後数年間、製薬業界は、かつてない数の製品の特許が満了となる、大きな挑戦に直面するでしょう。この中で、医療費を支払う者はよりコスト効果の高い医療を求め、患者さんは新規のより優れた医薬品を求めるでしょう。患者さんと消費者に『生きる喜びを、もっと』をお届けしたいという私たちの願いは、GSKの株主の意向と本質的に一致しています。同時に、現在製薬業界は財務的にリスクが高く、成長が低い業界と見られており、製薬企業は、研究開発投資に対してより高い収益を示すよう一層邁進していく必要があります。新たな戦略課題によりGSKは、バランスの取れたヘルスケア事業を有し、リスクの低い企業へと進化していくでしょう。また、GSKの多様なビジネス分野にわたって、統制が取れた資本の配分を行っていくことも意味します。」
ビジネスを地球規模で多様化させ、成長させる
また、ウィティーは次のようにコメントしています。
「GSKは、今後ワクチンやコンシューマーヘルスケアといった成長事業およびバイオ医薬品などの新規成長分野への新たな投資を通じて、中核の低分子医薬品事業を補完していきます。同時に、多様なビジネスを地理的に広げる可能性を、特に新興市場において積極的に追求していきます。GSKのワクチンとコンシューマーヘルスケア事業は、新製品の導入と地理的な拡大を通じてGSKに大きな成長の機会をもたらします。さらに、予防医療とOTC医薬品への注目が高まる中、GSKは顧客のニーズが集まるこれらの分野でもグローバル・リーダーとなり得ます。」
ワクチンについては、GSKは、新興市場とアジア太平洋地域でその事業を拡大する大きな機会を有しています。経済状況の改善によって新規ワクチンの使用が増加しており、これらの国々におけるGSKの生産能力と薬事的な専門能力への投資が急務であります。
また、GSKのバイオ医薬品事業では、後期開発段階にある5つの製品を含む12の臨床研究プロジェクトが進行中です。最近買収したDomantis社が、GSKのバイオ医薬品の開発パイプラインに触媒的な影響を及ぼすことに言及し、同社の次世代抗体医薬へのパイオニア研究が、従来のモノクローナル抗体ではできなかった治療のより幅広い適用の可能性について示唆しました。
GSKの売上を地理的に成長させていく機会について、既存の製品ポートフォリオが内外において豊富な機会があるとウィティーは述べました。新興市場で成長を加速させていくための新たな戦略を説明し、GSKの新しいビジネスモデルと、Aspen社との提携を強調しました。この提携は、新興市場のニーズに特化した1,200の製品に、GSKが優先的にアクセスできるというもので、これらの市場でGSKのブランドを拡充していく意向を明らかにしました。
日本では、申請済みもしくは今後2年間で申請予定の品目が25以上あり、「日本における製品開発への注力により、今後数年間日本市場で3世代の製品を発売できるといううらやましい立場にある」とコメントしました。
GSKの製品ポートフォリオの価値を最大化させるために、中核でない製品の売却に積極的に着手し、コマーシャル活動が売上の成長につながることに注力していくと述べ、ビジネスを地球規模で多様化させ、成長させることにより、数少ない製品に売上が集中している現状から脱却し、全体のリスクを削減させながら売上の成長を高めていけるとまとめました。
より多く、価値のある製品を届ける
ウィティーは、「GSKの中核は、今までも、これからも医療用医薬品の研究開発です。私たちは、研究開発の生産性を追及する必要があり、これに向けて科学主導の、価値の創造に焦点を当てた開発組織の新たなビジョンを導入し始めています。」と述べました。
徹底的な検討を行なった結果、GSKは8つの研究分野に注力していきます。これらは、免疫系と炎症、神経系、代謝経路、癌、呼吸器、感染症、眼科、バイオ医薬品です。
また、GSKはCEDD (Centres of Excellence for Drug Discovery)内に新たにDrug Performance Units(DPU) を設立しました。これらは、例えば神経系CEDDの中の統合失調症など、ある特定の生物学的経路に焦点を当てた研究が行なわれ、5-80名の研究者から編成されています。
「私たちは、小規模で集中したチームによる研究を通じて創薬の最適化を図ることができると信じています。CEDDのこれまでの成功をベースに、製品のフローや価値をさらに高めるべく組織体制をさらに進化させました。」とウィティーはコメントしました。
Centre of Excellence for External Drug Discoveryでは、さらに50の創薬研究プロジェクトが外部の研究開発パートナーとの提携によって進行中であり、これらがもたらすGSKへの価値について、「研究開発の“社外化”により、創薬研究における科学的な多様性と、支出とリスクのバランスを得ることが可能になります。今後、社外からの品目が、GSKの創薬の50%までを占めるであろうと考えています。」と述べ、外部との提携を大幅に増加していく意向を示しました。
また、GSKは新たなグローバルDrug Discovery Investment Boardについて初めて明らかにしました。この組織は、研究チームに統制された形で投資のための資本の配分を確実にします。資本は、3カ年ビジネス計画に対する成果と価値の創造の指標を元に各DPUに配分されます。同Boardは、GSKの研究開発シニアリーダーや社外のベンチャー・キャピタル、バイオテク・ファーマへの投資を行なっている各人から構成されています。
GSKは、また新たなグローバルCorporate Venture Fundを設立し、株主に対する価値を見出すための機会を探索していきます。このFundは、GSKが見出した製品や知的財産を元に新興インキュベーター企業に、また革新的なヘルスケア製品開発のためにGSK外の先端技術を活用している若い企業に投資していきます。
この資本配分へのさらなる取り組みとともに、GSKは薬剤の候補が医療費支払い者のニーズと一貫しているかを確かめるために初期開発段階時に支払い者側との協議を行い始めました。
「GSKの創薬研究は、現在研究者、患者さん、株主、医療費支払い者を中心に行なわれています。これらからのインプットは、GSKの意思決定の中心となり、創薬を取り巻く環境の現状に対処していかれるでしょう。」とまとめました。
制度・仕組みの簡素化をはかる
「今後私たちを取り巻く環境の要求に対応し、GSKの上記の2つの戦略課題をサポートしていくために、GSKの新たな事業モデルを作り、組織の簡素化を図る必要性が明らかにあります。」とウィティーは述べています。
全社にわたりGSKは、そのセリング・モデルと生産の改善を含む事業の効率化を上げるために一連の活動に着手しました。また、運転資本の大幅な節減を見出すためのプロジェクトも始めました。これらの取り組みは、GSKの既存の再編プログラムに加えたものであり、売上の成長を損ねるものではないと指摘しました。
「私たちは、異なった方法で価値を見出し、GSKの効率を高めることを追求しています。これまでビジネス機能を通じてコスト節減を実現することに焦点を当てていました。今は、コスト節減の機会に全社的なアプローチを取っており、ビジネス間プロセスや仕組みの簡素化と効率化をはかっています。」
株主価値へのコミットメント
この説明会ではGSKの財務戦略についてもコメントし、GSKは、より効率良いバランスシート体制と段階的な配当方針を通じて株主利益を高めていくことに取り組んでいくと述べました。さらなるフリー・キャッシュ・フローと債務負担能力を活用し、まずは新たな戦略課題に投資し、次に株主への他の還元を行なっていきます。
「これらの新たな戦略課題に投資し、達成していくことが、株主価値を生み出すための最良の方法であると信じています。戦略課題を達成するための柔軟性を十分に持てるよう、投資の機会に応じて残る65億ポンドの自社株の買い付けのペースを変える予定です。従って、この総額120億ポンドの自社株買い付けプログラムは、当初予定していた2009年7月より後に完了する予定です。」とウィティーは述べています。
また、今年の残る5カ月間で10億ポンドの自社株の買い付けを行なう予定を確認しました。戦略課題をサポートするための追加投資の機会には、追加の買収案件、他の投資と提携が含まれる予定とし、「私たちは、極めて統制の取れた資本の管理と配分を行なう意向です。全ての投資の機会は、厳密な財務基準をはじめ、成長の促進、リスクの削減、財務業績の向上という長期的目標に対して評価されます。」とウィティーはコメントしました。
まとめ
今後のヘルスケア環境は挑戦が待ち受けるものであると予想されるものの、主導権を握り、価値のある製品を見出す方法を見つける製薬企業にとっては多大な機会でもあるとまとめした。
「GSKの今後の成功のためには、GSKは変わらなければいけないことは明らかです。同様に、GSKに内在する強みを十分に活用していく必要があります。私たちの新たな戦略課題は、これらの両方を捉えており、株主に長期的かつ持続的な財務成果を届け、患者さんや消費者に多大なベネフィットをもたらすと考えます。」とコメントしました。
生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。
この資料は、英国グラクソ・スミスクラインが2008年7月23日に発表したプレスリリースの日本語訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。また、内容が日本国内の状況と異なることがありますのでご留意下さい。 |
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