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プレスリリース

〜20〜40歳代女性を対象とした「月経と片頭痛に関する実態調査」より〜
月経に関連して起こる頭痛の65%は“片頭痛”の可能性
8割は生理痛と認識し、受診経験者はわずか15%

2008-08-27

 
グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:マーク・デュノワイエ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、月経に関連して起こる頭痛の実態を把握するために、神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座(頭痛外来) 教授 五十嵐 久佳先生監修のもと、2008年8月8日〜8月9日にかけて、20〜40歳代の女性を対象にインターネット調査*を実施しました。

片頭痛は女性に多い疾患ですが、なかでも20〜40歳代の女性では有病率が高く、30歳代の女性においては5人に1人が片頭痛に悩んでいるとされています¹)。女性に片頭痛が多い理由として、女性ホルモンとの関連性が示唆されており、特に女性ホルモンが大きく変動する月経数日前から月経時は片頭痛が起こりやすいと言われています。そこで、今回の調査では、20〜40歳代の女性を対象に月経に関連して起こる頭痛について実態調査を行いました。

<調査結果のまとめ>
月経に関連して頭痛が起こるとした20-40歳代女性のうち、65%は片頭痛の可能性が高いことが明らかになった
月経に関連して起こる頭痛が日常生活に及ぼす影響は非常に大きく、片頭痛患者の86%が「仕事や家事・勉強が手につかなくなる、集中できなくなることがある」と回答した。さらに42%では「学校や会社、予定していた行事を休むことがあり」、38%は「家から出られなくなる、ベッドや布団から動けなくなる」など、支障度の高さがうかがえた
一方、月経に関連して起こる頭痛のために受診した経験がある人は15% に留まり、頭痛として適切な治療が行われていない実態が判明した
また、片頭痛患者の78%は月経に関連して起こる頭痛を生理痛の一種と認識していた
月経に関連する体調の変化に対して市販薬で対処している片頭痛患者は83%に上り、87%の人はその効果を実感していた。しかし、効果を実感しながらも45%は1日に2-3回以上服用する必要があると回答している。また、市販薬使用者の64%はもっと効く薬が欲しいと回答するなど、現状の対処法が必ずしも十分ではない可能性が示唆された


今回の調査結果により、主に以下の点が明らかになりました。

月経に関連して頭痛が起こる20〜40歳代の女性のうち65%は“片頭痛”の可能性あり
月経の数日前から月経中にかけて頭痛が起こると回答した600名のうち、片頭痛の診断基準**に基づき頭痛の特徴や症状について尋ねたところ、65%(388名)が片頭痛の可能性があることが明らかになりました(以下、片頭痛群)。



**国際頭痛分類 第2版(ICHD-II)の「前兆のない片頭痛」または「前兆のない片頭痛の疑い」の診断基準に合致した人を片頭痛群とした

月経に関連した頭痛の生活支障度は片頭痛群で高い傾向
月経に関連して起こる頭痛が生活に及ぼす影響について質問したところ、片頭痛群では「仕事や家事、勉強が手につかなくなることがある」(86.1%)、「仕事や学校、予定していた行事などを休むことがある」(42.0%)、「家から出られなくなる/ベッドやふとんなどから動けなくなる」(38.1%)と回答しており、非片頭痛群の57.5%、16.5%、9.4%と比べ、生活に及ぼす支障度が明らかに大きいことがわかりました。



受診経験がある人はわずか15%、多くは受診せずに我慢している実態
医療機関への受診経験、受診意向について尋ねたところ、片頭痛群において、「受診したことがある」と回答した人は15.4%(60名)にとどまり、53.4%(207名)の人が「受診しようと考えたことはない」と回答。生活支障度が高い一方で受診率の低さが顕著に現れました。
受診しない理由について尋ねたところ、「我慢できると考えたから」(77.7%)、「寝れば治るから」(58.8%)、「たかだか頭痛で病院に行こうとは考えないから」(51.5%)、「頭痛で学校/会社を休みにくいから」(42.4%)と回答しており、頭痛は我慢するものとの意識がいまだに高い現状があることがわかりました。



月経に関連した頭痛を78%の人が生理痛と認識
「月経の数日前から月経中にかけて起こる頭痛は生理痛だと思いますか」との質問に対し、片頭痛群の78.1% (303名)が「生理痛の一種だと思う」と回答しました。疾患について正しい理解がなされていない現状や片頭痛という疾患についての認識の低さが浮き彫りになりました。

対処法として市販薬を服用している人が8割、ある程度の効果は実感するも十分な効果が得られていない可能性も
月経に関連して起こる体調の変化に対する対処法について尋ねたところ、片頭痛群の82.7%(321名)が市販薬を服用していると回答しました。87.3%(280名)の人が「市販薬が毎回効く」(26.2%)、「効くことが多い」(61.1%)と回答しているものの、45.4%(127名/280名)は1日に2〜3回以上服用すると回答しました。更に市販薬服用者の63.6%(204名/321名)はもっと効く薬がほしいと回答するなど、現状の治療で、必ずしも十分な治療効果が得られていないことが示唆されました。


今回の調査結果について、神奈川歯科大学附属横浜クリニック 内科学講座(頭痛外来) 教授 五十嵐 久佳先生は以下のようにコメントされています。
『今回の調査対象となった20〜40歳代の女性は、社会生活や家庭生活において多忙な年代であり、片頭痛の有病率も高いことが知られています。また、片頭痛は、女性ホルモンの変動する月経の数日前から月経中にかけて起こりやすくなり、更に、この時期に起こる片頭痛は他の時期に比べ痛みの持続時間が長く、重度の傾向があることがわかっています。今回の調査では、月経の時期に頭痛がある人の65%はその症状から『片頭痛』の可能性が高いことがあきらかとなりました。また、生活への支障が大きいにもかかわらず、受診経験のある患者さんは15%と低く、痛みや随伴症状を我慢し,大半は手軽な市販薬で対処している実態も浮かび上がりました。
片頭痛の患者さんは日本での疫学調査によると約840万人と推計され、前述のとおり20歳〜40歳代の女性に多くみられます。世界保健機構(WHO)では片頭痛を女性においては日常生活に支障を来たす疾患の第12位に位置づけています。しかしながら、今回の調査結果からも、社会において片頭痛という疾患そのものの認識が少なく、正しい理解がなされていないことや、治療の選択肢に関する知識不足などで、いまだに多くの患者さんが適切な治療の恩恵にあずかれていない現状が浮き彫りになっています。最近では本邦においても片頭痛に特異的に効果を示すトリプタン製剤が5製品あり、剤形(経口剤、点鼻液、注射剤、自己注射製剤)の選択肢も揃ったことで、患者さんの症状やニーズにあった適切な治療が可能となっています。
職場や家庭において重要な役割を担うことが多い年代の女性が月経に伴う片頭痛のために定期的にQOLを阻害されることは社会にも大きな損失であると考えられることからも、片頭痛という疾患の正しい理解や治療法に関する知識の普及が非常に重要であり、ひとりでも多くの片頭痛患者さんがそれぞれにあった適切な治療を受けることで、より快適な生活を送ることができるようになることを望んでいます。』

参考:
*<調査概要>
「20〜40歳代の女性を対象とした月経に関連して起こる頭痛に関する実態調査」
調査方法ヤフー・バリュー・インサイトパネルを利用したインターネット調査(パソコン)
調査対象全国にお住まいの20〜40歳代の女性の方
調査依頼数15800サンプル
総回収数2476サンプル
調査対象600名
全国の20〜40歳代の女性2476名のうち、月経の数日前から月経時にかけて頭痛が起こると回答した671名より、各年代で無作為に200名、計600名を抽出した。
実施期間2008年08月08日 〜 2008年08月09日

出典:
1)Sakai F & Igarashi H, Cephalalgia 1997; 17; 15-22


GSKは、片頭痛など慢性頭痛に悩む方のための情報サイト「Zutsu.jp」(http://zutsu.jp)を運営しています。本サイトでは、慢性頭痛やその治療に関する理解をより深めていただくための情報を提供しています。9月1日からは、「片頭痛」の診断や治療を行っている全国の病医院を検索できるコンテンツより自己注射指導を含む頭痛診療を行っている施設を参照することができるようになります。


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