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モデリング研究で、子宮頸がん予防ワクチンCervarixTMによる HPV16型と18型に対する免疫応答が、 20年以上持続する可能性が示される
自然感染よりも大幅に高いHPV16型と18型に対する抗体価が 持続されると3つの統計モデルにより予測 |
2008-11-20 |
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2008年11月13日 フランス、 ニース発
フランスのニースで開催されたEuropean Research Organisation on Genital Infection and Neoplasia (EUROGIN)学会の年次総会で3つの統計モデルによる解析結果が発表され、グラクソ・スミスクラインplc(本社:英国 以下:GSK)の子宮頸がん予防ワクチンCervarixTM を接種した若い女性は、子宮頸がん発症の最大の原因とされるヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型に対する免疫応答が20年以上持続することが期待できる可能性が示されました1,2。
3つの統計モデル(べき乗則モデル、修正したべき乗則モデル、区分モデル)により、頑健で再現可能な方法として、HPV16型と18型に対する抗体価の長期持続性の予測が可能です。いずれのモデルでもCervarixTM の接種により誘導されたHPV16型と18型に対する抗体価が20年以上にわたり自然感染による値を有意に上回ることを示しています2。
ベルギーのアントワープにあるCentre for the Evaluation of VaccinationのKoen Van Herck博士は次のように述べています。「予防効果が認められる期間を直接測定する良い方法がないので、HPV16型と18型に対する抗体の産生およびその持続を予測することは重要です。子宮頸がん予防ワクチンを接種した思春期の少女や若い女性においても、生涯にわたり発がん性HPVに新たに感染する機会があり得ることから、長期にわたる免疫応答は特に重要です。」
今回の研究で使用された統計モデルには、6.4年間にわたる進行中のフェーズ2試験データを用いました。この試験は、これまでに実施されているHPV予防ワクチン試験の中では最も長く、HPV16型と18型に対する抗体価のデータを9.5年間まで継続して調査する唯一の試験です3。
この試験データによるとCervarixTM は、発がん性HPVである16型と18型により起こる前がん病変に対して6.4年にわたり100%の予防効果を示し、高い抗体価を維持しました3。また同試験では、CervarixTM が発がん性HPV16型と18型の自然感染に対する免疫応答よりも大幅に高い抗体価の維持を6.4年にわたり誘導することも示しています3。
CervarixTM には、子宮頸がんの原因であるHPVに対する免疫応答を高めることを目的として開発されたAS04という画期的なアジュバント(免疫増強剤)が含まれています。データによるとCervarixTMは、従来のアルミニウム塩のみを使用しているワクチンの抗原よりも強い免疫応答をより長く誘導することが認められました4。
CervarixTM、良好な忍容性プロファイルを示す EUROGINで発表された、30,000人近くの10~72歳の思春期の少女と女性が参加した11のフェーズ2とフェーズ3試験の統合解析による新たなデータでは、CervarixTMの良好な忍容性プロファイルが確認されました5。CervarixTMの接種に伴う最も多い局所症状は、ポリオワクチンやBoostrixTMのような思春期の子供に接種する一般的なワクチン接種後に見られる症状と同程度です5。この試験では、局所症状は一時的かつ軽度なもので、ワクチン接種の遵守率に対してマイナスの影響を与えていないことが示されています5。
同じ統合解析から既に得られている一連のデータで、CervarixTM接種群とコントロール群の間で、3回の接種回数を完了した後の重篤な有害事象および医学的に意義のある症状の発現に差が認められなかったことが示されています6。これは、現在報告されている子宮頸がん予防ワクチンの安全性解析の中では最大の解析であり、地理的にまた民族的に多様で幅広い年齢層の人口が含まれています。
生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。
<参考資料>
CervarixTM およびBoostrixTMは、グラクソ・スミスクライン グループの登録商標です。
データモデリングについて 試験に使用されたモデリング解析は、3つの独立した数式をベースとしており、ワクチンを含む新しい医薬品の期待できる効果の持続期間を予測する目的で広く使われているものです。モデリング解析では、HPV16型と18型(子宮頸がん発症の最大の原因1)の値を長期間追跡し、6.4年間と子宮頸がん予防ワクチンの試験では最も長いCervarixTM の進行中のフェーズ2試験で収集された実際の患者さんのデータを使いました3。
抗体価の最初のピークは6カ月間後に迎えますが、HPV16型と18型に対する抗体価は時間と共に自然感染時の値を大幅に上回る一定の値に安定します2。
抗体について 抗体とワクチン接種 ワクチンは、体がバクテリア、ウイルスまたは毒素など特定の病原菌に曝露される前に免疫を獲得することを促します。免疫系統は、このような「異物」(抗原として知られている)を識別し、これらに対する特別のたんぱく質、すなわち抗体を作ります。
中和抗体 長期間にわたる高い抗体価の持続の重要性に加えて、抗体の質と所在も同等に重要です7。HPVは、免疫系を逃れる局所的な粘膜型ウイルスですが8,9,10 、初期の子宮頸部への感染を防ぐ抗体が重要となります7 。これらの抗体は、発がん性ウイルスを中和し、子宮頸部細胞への感染を防ぐことから中和抗体と呼ばれています。WHO(世界保健機関)も、中和抗体の役割を支持しており、中和抗体は感染予防において主要な役割を示します11。
CervarixTMについて CervarixTM は、高い抗体価を持続させるためにAS04という新規アジュバント(免疫増強剤)が含まれており、子宮頸がん発症の最も多い原因で進行の早いHPV16型と18型の感染を長期間予防する目的で開発されました1。
CervarixTM は、産生された抗体が子宮頸部に到達することが示されており12、HPVが細胞へ感染する場所でその感染を防ぐことができると考えられています7。
CervarixTM は、58,000人以上の女性が参加した臨床試験で良好な忍容性が示されています。最も多い副反応は注射部位の痛みでしたが、これは、通常、ワクチン接種時に最も多く発生するものであり、長期におよぶものではありません。
CervarixTM は、HPV16型と18型に次いで子宮頸がん発症の原因として多いHPV45型1の持続感染に対する高い交差免疫を示す唯一の子宮頸がん予防ワクチンです13,14。HPV45型は、若い女性で多くみられる進行の早い腺がんの多くの症例の原因となっています13。 現時点でCervarixTM は、EUに加盟する27カ国の他、オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、台湾を含め、世界80カ国以上で承認されています。CervarixTM は、米国では承認されていません。
CervarixTM は、2007年の承認取得以降GSKと競合ワクチンの両方が申請した欧州の入札案件のうち3分の2を獲得しており、同ワクチンに対する信頼が示されています。
HPVと子宮頸がん HPVには約100種類の異なる遺伝子タイプが同定されており15、その中でも15種類ほどが子宮頸がんの原因となることが知られています15。HPV16型と18型は、世界における子宮頸がんの原因の70%を占めており、HPV45型と31型は合わせて7%を占めています1 。子宮頸がんの原因となる型のHPVの持続感染が子宮頸部細胞の異形成、前がん病変、子宮頸がんにつながることがあります。世界では50万人以上が毎年新たに子宮頸がんと診断され、28万人以上が亡くなっています16。
グラクソ・スミスクライン バイオロジカルズ社について GSKバイオロジカルズ社は、革新的技術のリーダーとして認められている世界規模のワクチンメーカーです。同社ではワクチンの研究開発の分野に積極的に取り組んでおり、30種類以上のワクチンを製造し、20種類以上のワクチンが開発されています。GSKバイオロジカルズ社は、本社をベルギーに置き、14の生産拠点を全世界において戦略的に配置しています。2007年には、GSKバイオロジカルズ社は、先進国と途上国の169カ国に11億回分以上のワクチンを供給しました(1日平均300万回分相当)。
GSKバイオロジカルズ社では、世界中のすべての世代の人々の健康に貢献できるような新しい画期的なワクチンを見出し、研究開発に専念する1,600人以上の研究者を含め、全世界で9,000人以上の従業員を有しています。
References
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この資料は、英国グラクソ・スミスクラインが2008年11月13日に発表したプレスリリースの日本語訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。また、内容が日本国内の状況と異なることがありますのでご留意下さい。
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