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プレスリリース

グラクソ・スミスクラインの子宮頸がん予防ワクチンCervarixTM
オランダにおいて国民予防接種プログラムに組み入れられる

2008-11-28

 
2008年11月20日 英国ロンドン発

オランダのNetherlands Vaccine Institute (NVI)は、オランダ国民に対する子宮頸がん予防接種プログラムのためのワクチンとして、グラクソ・スミスクラインplc(本社:英国 以下:GSK)の子宮頸がん予防ワクチンCervarixを選択しました。この予防接種プログラムは、12歳の女児全員の接種を目的としており2009年9月より開始されます。このプログラムのためのCervarixはGSKが供給します。また、オランダのより幅広い女児においてヒトパピローマウイルス(以下:HPV)感染と子宮頸がんのリスクを減少させることを目的としたキャッチアップ・プログラムも2009年の前半中に13歳から16歳までの女児全員を対象に実施されます。12歳の女児を対象とする予防接種プログラムでは、初年度に合計35万人の女児がCervarixを接種することが推定されています。

GSKの欧州医療用医薬品部門プレジデントであるエディー・グレイは次のように述べています。
「Cervarixが今回オランダの予防接種プログラムに選ばれたこと、また欧州での承認取得以降、Cervarixが欧州における入札の半分以上の案件で子宮頸がん予防ワクチンとして選ばれていることを嬉しく思います。Cervarixの子宮頸がんに対する持続した予防効果のベネフィットをオランダの少女が受けられるようNetherlands Vaccine Instituteと連携し、予防接種プログラムの首尾よい導入をサポートしていきます。」

オランダでは、子宮頸がん予防対策として30歳以上の女性に5年に一度の子宮頸部細胞診を推奨する、国民を対象とした子宮がん検診プログラムを既に実施しており、今回の子宮頸がん予防ワクチン接種プログラムは、これに組み入れられる形となります。オランダでは、毎年700人の女性が子宮頸がんと診断され、200人以上がこの疾患で死亡しており、乳がんに次いで2番目に多い女性の死因となっています2 。子宮頸がんは、世界の女性におけるがんによる死亡原因の2番目となっており、これは2分間に1人の女性がこの疾患で亡くなっていることになります3,4 。この疾患による死亡だけでなく、子宮頸がんそのものや前がん病変は、女性にとって重大な精神的および肉体的な苦痛となります5。 子宮がん検診の実施と健康的な生活により、このワクチン接種は一生涯における子宮頸がんのリスクを減らすと期待されます6

Cervarixは、子宮頸がんを予防する目的で開発され、世界の子宮頸がん発症原因の70%を占めるHPV16型と18型1に対して高い予防効果を示します。Cervarixは、6年以上にわたる追跡調査の臨床データを有しており、これまで報告されているHPVワクチンの中で最も長い予防効果期間が認められています。

【参考】
オランダにおける子宮頸がん予防接種プログラムについて
2009年より、12歳(中等教育の最初の年)のすべての女児に対する子宮頸がん予防接種が定期接種として推奨されます。また、2009年前半に13歳から16歳の女児に対してワクチンの提供を行なうキャッチアップ・プログラムも行なわれます。CervarixTMは、オランダの国民を対象とする子宮頸がん予防接種プログラムのワクチンとして選ばれました。

子宮頸がんとその疾患の進行について
HPVには約100種類の異なる遺伝子タイプが同定されており7、その中でも15種類ほどが子宮頸がんの原因となる発がん性HPVとして知られています1。 HPVの16と18型は、世界における子宮頸がんの原因の70%を占めています1。 子宮頸がんの原因となる型のHPVの持続感染が子宮頸部の細胞の異形成につながり、やがて前がん病変やがん細胞になることがあります8。 性生活を行う年齢の期間において、ほとんどの女性は子宮頸がんの原因となる型のウイルスの感染の可能性がありますが、その感染は一過性の場合が多く、自然にウイルスが排除されてしまいます。しかし、その感染が持続した場合、前がん病変あるいは子宮頸がんに至る可能性があります9

専門家によると、子宮頸がん予防においてはワクチン接種後の中和抗体(がん原性のウイルスタイプを中和し、子宮頸部の細胞への感染を防ぐことからこう呼ばれる)が不可欠であるとしています10-12。WHO(世界保健機関)も、ワクチンによる感染予防において中和抗体は主要な役割を果たすと考えられると示しています11,12

世界中で50万人以上が毎年、子宮頸がんと診断され、28万人以上がこの疾患によって亡くなっています4

GSKの子宮頸がん予防ワクチンについて
CervarixTMは、子宮頸がん発症原因の70%を占める二つのタイプであるHPV16型と18型1をターゲットとして、子宮頸がんを予防する目的でGSKによって開発されました1

現時点において、GSKの子宮頸がん予防ワクチンは、EUに加盟する27カ国の他、メキシコ、オーストラリア、シンガポール、フィリピンを含め、世界80カ国以上で承認されています。また日本を含め世界30カ国において審査当局に承認申請を行っています。GSKは2007年9月にWHO(世界保健機関)に対し、WHOとGAVI(Global Alliance for Vaccines and Immunisation:ワクチン予防接種世界同盟)を通じて発展途上国に同ワクチンを供給するべく、CervarixTMの事前資格審査の申請を行っています。2007年3月には米国FDAにこの子宮頸がん予防ワクチンの生物製剤承認申請(Biologics License Application)を提出しています。

GSKバイオロジカルズ社は、革新的技術のリーダーとして認められている世界規模のワクチンメーカーです。同社ではワクチンの研究開発の分野に積極的に取り組んでおり、30種類以上のワクチンを製造し、20種類以上のワクチンが開発されています。GSKバイオロジカルズ社は、本社をベルギーに置き、14の生産拠点を全世界において戦略的に配置しています。2007年には、GSKバイオロジカルズ社は、先進国と途上国の169カ国に11億回分以上のワクチンを供給し(1日平均300万回分相当)、うち、一つのワクチンで6つまでの疾患を予防することを目的とした混合ワクチンは、10回に一回以上の割合で供給されました。

CervarixTMはグラクソ・スミスクライン グループの登録商標です。


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グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。

References
1Munoz N, Bosch X, Castellasague X. Against which human papillomavirus types shall we vaccinate and screen? The international perspective. Int J Cancer 2004; 111: 278-85
2Van Rossum, et al. Vaccines against human papillomavirus (HPV): between registration and implementation. Ned Tijdschr Geneeskd. 2008 Apr 26;152 (17):987-92 18549172
3Ferlay J, Bray P, Pisani P, et al. GLOBOCAN 2002: Cancer incidence, mortality and prevalence worldwide. IARC CancerBase No. 5, version 2.0. IARCPress, Lyon, 2004
4World Health Organization. Initiative for Vaccine Research. Available at: http://www.who.int/vaccine_research/diseases/hpv/en/ (Accessed on 29 April 2008)
5Basen-Engquist K, Paskett ED, Buzaglo J, et al. Cervical cancer. Behavioral Factors Related to Screening, Diagnosis, and Survivors’ Quality of Life Cancer 2003; 98: 2009-2014
6Goldie SJ, Kohli M, Grima D, Weinstein MC, Wright TC, Bosch FX, Franco E. Projected clinical benefits and cost-effectiveness of a human papillomavirus 16/18 vaccine. J Natl Cancer Inst 2004b; 96: 604-615. 13
7De Villiers EM. Heterogeneity of the human papillomavirus group. J Virology 1989; 63: 4898-903. 4. 796-802
8Bosch FX, Lorincz A, Munoz N, et al. The causal relation between human papillomavirus and cervical cancer. J Clin Pathol 2002; 55: 244-65
9Gravitt PE, Jamshidi R. Diagnosis and management of oncogenic cervical human papillomavirus infection. Infect Dis Clin North Am, 2005; 19:439-458
10Villa L. Vaccines against papillomavirus infections and disease. Revista Chilena de Infectologia. 2006; 23(2): 160-163
11World Health Organization. Human papillomavirus and HPV vaccines: technical information for policy-makers and health professionals. Available at: http://www.who.int/reproductive-health/publications/hpvvaccines_techinfo/hpvtechinfo_nocover.pdf on 8 February 2008 (Accessed on 29 April 2008)
12World Health Organization. Guidelines to assure the quality, safety and efficacy of recombinant human papillomavirus virus-like particle vaccines. Expert committee on biological standardization, Oct 2006


この資料は、英国グラクソ・スミスクラインが2008年11月20日に発表したプレスリリースの日本語訳であり、報道関係者各位の利便性のために提供するものです。この資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先します。詳細はhttp://www.gsk.comをご参照下さい。また、内容が日本国内の状況と異なることがありますのでご留意下さい。


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