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プレスリリース

小児喘息患者さんの保護者に対するアンケート調査
保護者の認識不足が子供の生活を制限ししている可能性
~適切な治療によって本当の喘息コントロールを~

2009-03-25

  グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・デュノワイエ、以下GSK)は、小児喘息患者さんの治療実態と、日常生活で抱える問題点等を探るため、小児喘息患者さんの保護者300人を対象にアンケート調査を行いました。その結果、喘息コントロールに対する保護者の認識が不十分なためにお子さんが適切な治療を受けておらず、生活が制限されている可能性があることが分かりました。また、喘息の長期管理薬である吸入ステロイド薬(ICS)に対する認識不足や誤解が依然として存在していることが明らかになりました。

<生活に支障があっても喘息コントロールは「できている」と認識>
小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(以下、ガイドライン)に掲げられている通り、小児喘息は「スポーツも含め日常生活を普通に行うことができる」、コントロール可能な疾患ですが、そのためには保護者の理解とサポートが不可欠です。

調査では、過去1ヶ月のお子さんの喘息コントロール状態について、90%以上の保護者が「完全に」「よく」または「ある程度」コントロールできたと回答し、80%が「満足」と答えています。その一方で、過去1年間を振り返ると、「完全に」コントロールできたと答えた保護者のお子さんであっても「予定外受診」34%、「喘息のため夜眠れない」23%、「学校や保育園の欠席」24%、「救急治療室受診」10%等の経験があったことがわかりました。また、全体の20%以上のお子さんが「体育の授業を見学」しており、ガイドラインの治療目標に到達できていないことが伺えます。さらに保護者自身も、お子さんの喘息症状のために夜眠れなかったり、予定をキャンセルするなど、生活に影響を受けていました。

この結果は、喘息コントロールに対する保護者の認識が不十分で、多少の生活の支障があっても「コントロールできている」と考えているために、お子さんがより適切な治療を受けられず、日常生活が制限されている可能性を示唆するものと考えられます。

<吸入ステロイド薬に対する認識不足や誤解>
吸入ステロイド薬(ICS)は、喘息の主な病態である気道の炎症を抑えることにより、肺機能や喘息症状を改善し、喘息のコントロール状態を良好に保つ役割を果たします。また、ICSは直接薬剤が気道に到達するため、経口薬に比べわずかな量で優れた効果を発揮し、全身への影響が少ないことが特徴です。ICSはガイドラインにおいて軽症持続型から治療の第一選択薬として使用が推奨されています。

調査ではICSの認知度について、「どのような薬か具体的に知っている」または「具体的には知らないが聞いたことはある」と回答した保護者は90%に上りました。しかしながらICSのイメージについては、約40%が「効果が高い薬」と認識している半面、「副作用のありそうな薬」、「重症の患者が使う薬」と考える保護者がそれぞれ40%に上り、効果と安全性のバランスに優れた、軽症持続型から積極的に使用する薬剤という認識が低く、安全性に関する誤解があることが伺われます。

また、ICSを認知している保護者の約40%は「医師からICS使用を薦められたことがある」とし、その80%以上が実際に使用したと回答しました。つまり医師から薦められれば多くの保護者がICSを受け入れるにもかかわらず、医療現場ではICSを使用すべき患者さんに十分に処方されておらす、ガイドラインに沿った治療の浸透が不十分であり、また保護者に対する説明も十分ではないことが伺われます。この結果は、小児喘息の治療方法について、医師・保護者双方の喘息治療に関する認識を高める必要性を示唆するものです。

この調査結果について、小児喘息の専門医である国立病院機構下志津病院 名誉院長の西牟田 敏之先生は次のように述べています。「本当の喘息コントロールとは、『スポーツも含め日常生活を普通に行う』ことであり、適切な治療を行うことによって達成可能です。保護者の皆さんは『喘息だから多少の症状や生活に支障があっても仕方ない』と考えるのではなく、お子さんが元気いっぱいな生活を送ることを目指して、ICSを中心とした喘息治療を前向きに受け入れていただくことが大切です。プライマリケア医には、ガイドラインに沿った治療を実践すると同時に、保護者に対してより積極的に治療や薬剤について十分な情報提供を行い、適切な喘息治療を推進していただきたいと考えます。」

日本における小児の喘息罹患率は5.7%といわれており、年々増加傾向にあり、特にここ15年では3倍以上も増加しています。

GSKは、ICSである「フルタイド®」やICSと長時間作動型吸入β2刺激薬の配合剤「アドエア®」等、小児および成人の喘息治療ガイドラインにおいて推奨されている薬剤を販売しています。また、GSKでは、医療従事者向けに喘息やCOPD(慢性気管支炎・肺気腫)の情報を提供するウェブサイト「Adoair.jp」(http://adoair.jp)や喘息患者さんが「ぜんそくのない生活」を実現できることを目的とした一般向けウェブサイト「Zensoku.jp」(http://zensoku.jp)を運営しています。

生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。

<参考資料>
小児喘息患者さんの保護者に対するアンケート調査 概要

【調査概要】
目的:小児喘息患者さんの治療実態を把握し、小児喘息患者および保護者の喘息に関して日常生活における問題点、苦慮している点等を探る
対象:日本国内にお住まいの、以下の条件をすべて満たす保護者
・4歳‐15歳の子供を持つ
・子供が医師から「喘息」であると診断された
・過去1年間に、子供が「喘息」のために病院・医院を受診したことがある
・最近1年間に、子供が医師から処方された喘息治療のための薬を使用したことがある
方法:インターネット調査
時期: 2008年8月21日-23日
対象者数 : 300人


【主な調査結果】
90%以上の保護者が過去1か月のコントロール状態は、「完全に」、「よく」または「ある程度」コントロールできたと回答
過去1ヶ月のコントロール状態
80%以上の保護者が、「過去1ヶ月のコントロール状態に満足している」と回答
過去1ヶ月のコントロール状態の満足度
多くの保護者が喘息のコントロール状況について楽観的な認識を示す一方で、お子さんの多くが「予定外受診」や「喘息のため夜眠れない」等の経験しており、保護者の認識とお子さんの実際の状況に隔たりが見られる
過去1年間の喘息エピソード経験率(保護者が考えるコントロール状態別)
過去1年間の学校行事等への参加状況(保護者が考えるコントロール状態別)
保護者自身も日常生活に影響を受けており、「コントロールできた」と回答していても多くの保護者が、子供の喘息のために「夜眠れなかった」、「約束をキャンセルした」、「仕事を休んだ」等の経験をしている
過去1年間の保護者の日常生活への影響(保護者が考えるコントロール状態別
ICS(吸入ステロイド薬)を認知している保護者は90%に達した。一方で約50%はICSがどのような薬か十分な知識を持っていな
ICS認知度(子供の年齢別)
約40%の保護者が、ICSは効果が高い薬と認識している半面、約40%の保護者は、ICSが「副作用のありそうな薬」、「重症の患者が使う薬」であると誤解している。
ICSのイメージ(子供の年齢別)
ICSを医師から薦められたことがある保護者は40%にとどまった。医師から薦められた保護者の80%は実際に子供にICSを使用させたと回答
ICSの使用状況(子供の年齢別)
・医師からICSの使用を薦められたか
・医師からICSの使用を薦められ使用したか


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