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- COPD診断と治療のためのガイドライン - 安定期の薬物療法の選択肢として 予後改善効果の期待される配合剤(「アドエア®」)が紹介される |
2009-07-09 |
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このたび、社団法人日本呼吸器学会より「COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第3版」が発行されました。本ガイドラインでは、COPDの安定期の薬物治療の選択肢として長時間作用性β2刺激薬/吸入ステロイド配合薬(「アドエア®」)が紹介され、その改善効果に関する記述が掲載されました。
「アドエア®」(一般名:サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオン酸エステル)は、グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:マーク・デュノワイエ、以下GSK)が2007年6月に成人の気管支喘息を適応として発売した薬剤で、本年1月にCOPDに対する追加適応を取得しています。
このたび改訂されたガイドラインでは、COPDの安定期の治療について、気流閉塞の程度だけでなく、症状の程度(呼吸困難、運動能力の低下、繰り返す増悪 )を加味し、重症度を総合的に判断した上で治療法を選択することとなりました。薬物治療は、長時間作用性気管支拡張薬(長時間作用性抗コリン薬または長時間作用性β2刺激薬)をベースとして、吸入ステロイド薬等を追加することとされています。従来は、吸入ステロイド薬の追加はIII期(高度の気流閉塞)からとされていましたが、新たなガイドラインでは、より早い段階でも症状の程度に応じて使用を考慮することが推奨されました。
ガイドラインでは長時間作用性β2刺激薬/吸入ステロイド配合薬(「アドエア®」)について、「それぞれ単剤で使用するよりもCOPD患者の呼吸機能や運動耐用能、呼吸困難感を改善し、増悪頻度も減少させる」、「COPDの気流閉塞の進行を抑制する可能性があることが報告されている」と記載されています。長時間作用性気管支拡張剤に吸入ステロイド薬を追加する際に、配合剤「アドエア®」を用いることによって、患者さんがより簡便に、より高い効果を得ることができるようになるものと期待されます。
さらにガイドラインには、このたび新たに「喘息を合併したCOPDの治療」の項が新たに設けられました。その治療法として、「喘息を合併したCOPD の場合には呼吸機能の低下速度が速いことから、COPD の重症度あるいは気流閉塞の程度により規定された病期に関わらず、吸入ステロイド薬の使用が推奨される」と記載されています。
このたびのガイドライン改訂について、日本呼吸器学会COPDガイドライン第3版作成委員長である東京女子医科大学 第一内科 主任教授の永井 厚志先生は次のように述べています。「COPDの患者さんが増悪を繰り返すと、気流閉塞が死に至るまで進行することもあるため、安定期の管理をしっかり行い、増悪を予防することが重要です。治療法選択においては、病期(I~IV)にあわせて治療法を段階的に強化するのではなく、患者さんの重症度を気流閉塞と臨床症状から総合的に判断して、患者さんの状態にあわせて選択できることを強調したいと思います。人口の高齢化に伴い、COPD患者さんがますます増加すると予測される中、臨床現場でガイドラインが活用され、COPD患者さんの予後をより良いものとするために貢献できることを願っています。」
「アドエア®」は、海外では1998年に欧州で承認されて以来、喘息およびCOPDの治療薬として既に130カ国以上で承認されています。本剤は、喘息やCOPDの疾患部位である気道に、2つの有効成分を同時に、かつ直接届けることができるため、確実な臨床効果が期待できます。2008年の世界の販売額は約41億ポンドで、GSKグループで最も多く販売されている薬剤です。
なお本邦においては、「アドエア®250ディスカス®」がCOPD(慢性気管支炎・肺気腫)の適応を取得しています。
<参考資料> COPDについて COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じた肺の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、慢性的な咳や痰、坂道や階段の上り下りなど体を動かした時の息切れなどがあげられます。進行すると息苦しさのため日常生活に支障をきたしたり、生命をも脅かすこともあります。日本では年間約15,000人がこの疾患で亡くなっており、死亡原因別順位で10位の疾患です 。また、日本における潜在患者数は推定530万人以上とされており 、高齢化を迎えた日本社会において、重大な疾患であると考えられています。
安定期COPDの管理 <COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第3版>
1増悪:呼吸困難、咳、喀痰などの症状が日常の生理的変動を超えて急激に悪化すること。 2平成19年 厚生労働省人口動態統計(確定数)の概況 3Fukuchi Y, Nishimura M, Ichinose M, et al. COPD in Japan: the Nippon COPD Epidemiology Study. Respirology 2004; 9:458-465
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